2008年4月15日 18時50分更新
JR岡山駅で男性が線路に突き落とされて死亡した事件で、岡山地方検察庁は、15日、殺人の疑いで送検された大阪の18歳の少年を岡山家庭裁判所に送りました。
この事件は、先月25日、JR岡山駅で岡山県職員の假谷国明さん(38)が線路に突き落とされて死亡したもので、逮捕された大阪・大東市の18歳の少年は「人を殺せば刑務所に行ける。だれでもよかった」などと供述しています。
これまでの警察などの調べで、少年は事件の前日、父親と将来について話している際、父親に見放されたと思い込んで家出を決意し、翌日朝、どこかで人を殺そうと思い立って電車を乗り継いで岡山駅に到着し、犯行に及んだことがわかっています。
岡山地方検察庁は、こう留期限の15日、この少年を岡山家庭裁判所に送り、岡山家庭裁判所では少年を当面、2週間の観護措置として岡山少年鑑別所に収容しました。そして少年の保護や生活環境などの調査のため、少年を大阪に移送して大阪家庭裁判所で審判を行うことを決めました。
今後、大阪家庭裁判所で、少年が人を殺そうとした動機などを解明するため、少年の性格や家庭環境などを詳しく調査し、処分を決めることになります。