文科省は15日、学校の公式サイト以外の非公式な掲示板、いわゆる「学校裏サイト」について、初めて行われた調査結果を公表した。 全国の中学校、高校を対象に調べたところ、先月までの3か月間に約3万8000件が確認され、9割が「2ちゃんねる」などの大きな掲示板の中に含まれていた。しかし、検索エンジンでは見つからないサイトやパスワードが必要なサイトもあるため、実際の件数はさらに多くなるとみられる。
また、2000件を抽出したところ、5割には「きもい」「うざい」などの個人を中傷する言葉が、約3割には「死ね」「殺す」といった暴力的な言葉が書き込まれていた。
文科省では、情報モラルの教育の充実を学校現場に求めるとともに、当事者以外からは見えにくい「学校裏サイト」について、親や教師の意識を高める必要があるとして注意を呼びかけていく方針。