西日本新聞

恩師は米寿、教え子は喜寿 旧秋月町立国民学校 卒業生16人が同窓会

2008年4月16日 01:45 カテゴリー:九州・山口 > 福岡

同窓会で記念撮影する旧秋月町立国民学校の1943年の卒業生ら
 昨年度に77歳となった旧秋月町立国民学校(現朝倉市立秋月小学校)の1943年の卒業生16人が15日、卒業時の担任だった桑野芳秋さん(88)=筑前町久光=を招き、朝倉市内で同窓会を開いた。ともに喜寿と米寿を迎えた節目の集い。かつての恩師と教え子たちは思い出話に花を咲かせた。

 第2次大戦中に国民学校を卒業し、修学旅行に行けなかった同級生たち。50歳を超えた82年、自分たちで「修学旅行」を開催し、40年越しの念願を実現させた。

 以来、卒業生たちは互いの近況報告なども兼ねてほぼ毎年、県内や大分県で同窓会を開いてきた。50人余りいた同級生の中には亡くなったり、体調を崩したりする人もいる。10年ほど前からは15人程度の集まりとなったが、この日も笑い声を上げながら、思い出を語り合った。

 桑野さんは「教師になって初めて受け持ったのがこの子たち。思い入れも格別なので、うれしいですね」と笑顔。幹事を務めた徳田雄治さん(77)=同市秋月=も「こうして集まると童心に戻れる。今後も同窓会を続けていきたいですね」と朗らかに語った。

=2008/04/16付 西日本新聞朝刊=

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