福岡放送局

2008年4月16日 2時47分更新

チューリップまた切られる

チューリップの花が切り落とされる被害が相次いでいる福岡市中央区の大濠公園で15日、またおよそ150本の花が切り落とされているのが見つかりました。

15日午前3時すぎ、福岡市中央区の大濠公園の東側にある花壇で、チューリップの花148本が切り落とされているのをパトロール中の警察官が見つけました。
大濠公園では、今月に入ってから同じ東側にある数か所の花壇でおよそ430本の花が切り取られる被害が相次いだため、公園の管理事務所の警備員と警察官はこれまでも続けていた夜間の定期的な巡回を強化しています。
15日は午前0時ごろまでは異常はなかったということで、発見されるまでの間に切り落とされたものとみられています。
大濠公園のチューリップは市民のボランティアが大切に育てており、また心ない行為が明らかになったことについて、公園を訪れていた女性は「こんなにひどいことをする人がいるのは悲しいし、悔しいです。もう二度としないでほしい」と話していました。
管理事務所では「花を育てたボランティアの人や楽しみに見に来た市民の思いを踏みにじる行為で、許せない。今後さらにパトロールを強化したい」と話しています。