2008年4月16日 2時47分更新
事件現場に近い福岡市早良区の小学校では、警察官や地域の住民たちが通学路に出て子供たちの登校を見守りました。
現場から400メートル程離れた福岡市早良区の西新小学校の校区では、午前8時前から教師や保護者、それに地域の住民あわせて100人あまりが警察官とともに通学路に立ち、登校する児童を見守りました。
事件の翌朝ということもあり、多くの児童が保護者などに伴われて登校していました。
通勤前に1年生と4年生の娘2人を送ってきた41歳の会社員の男性は「安全だと思っていた町で事件がおきて不安です。何よりも子供の安全が大事なので、当分の間、送り迎えします」と話していました。
また、1年生の息子を送ってきた33歳の主婦は「子供の安全が本当に不安です。しばらくは送り迎えを続けます」と話していました。西新小学校では授業前のホームルームで、▼下校時に1人で帰らないようにすることや通学路を外れないようにすること、▼不審者に出会ったときには声を出して逃げることなどを指導しました。
西新小学校の久門隆校長は「残念ながら犯人は捕まっていないので、きょうは集団下校をさせ、当分の間、保護者や地域の人たちと子供たちの見守りを続けます」と話していました。
福岡市教育委員会は15日午前、市内の幼稚園や小中学校、それに高校などに対して、保護者や地域の協力を得ながら児童・生徒の安全確保を徹底するよう文書で緊急の通知を出しました。