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助産学講座を2年ぶりに再開
上越市の県立看護大学は、指導教員が不足し2006、07年度に休講した助産学の講座を、教員が確保できたとして本年度、2年ぶりに再開する。
同講座は4年次の自由選択科目。助産師国家試験を受験するには講座の修了が必須で、講義のほか産院などで正常分娩(ぶんべん)に携わる実習10回を受ける。
しかし、実習が夜間休日に関係なく行われるため敬遠する教員が多いことや、全国的に看護大学が増加していることなどから、教員の確保が困難になっている。
同大学では05年度末、助産学の教員が6人から3人に半減し、06年度から開講を見送っていた。しかし、07年9月に准教授1人、08年2月に助手1人を確保して、5人態勢となり、開講のめどが立った。1月から受講生を募集しているが15日現在、希望者はいない。
同大学の中野正春学長代行は「今の教員数なら1、2人の学生は対応できる。さらに増えると教員増が必要となるが、助産学の看板を掲げている限り、努力したい」と話している。
新潟日報2008年4月15日
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