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国会残り2カ月で50法案が衆院未通過 会期延長現実味 (1/2ページ)

2008.4.15 21:00

 通常国会の会期末(6月15日)まで残り2カ月を切ったが、衆参ねじれ国会のあおりを受け、法案審議が遅れている。政府提出法案78本のうち成立したのは例年の半数に満たない13本。50本は衆院さえ通過していない。法案成立を図るために衆院での再議決を強行すれば、野党が参院審議をボイコットする公算も大きい。そうなれば、憲法上、与野党が争っていない法案さえ、参院送付後60日以降になってから再議決することになり、会期延長の可能性が現実味を増している。(水内茂幸)

 「会期末まで2カ月を切ると60日ルールが使えない。会期延長を考えるか、今国会での法案成立をあきらめざるを得ない」

 自民党の小坂憲次国対筆頭副委員長は15日朝の記者会見で厳しい表情でこう語った。

 与党国対は国会召集前から政府提出法案を「原案で全会一致」「与野党で修正協議可能」などに分類し、対立が少ない法案から審議を進め、4月上旬までにすべての法案を参院に送付させる算段だった。

 ところが1月末のブリッジ法案提出をめぐる混乱の余波が続き、衆院の各委員会の審議はことごとく停滞。自民党の大島理森国対委員長は4月初め、衆院各委員会与党理事を呼び、政府提出法案をすべて15日までに衆院通過させるようにハッパをかけたが、衆院に残る50本のうち30本は審議入りもしていない。

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