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医師が危ない
第4部 驚きの「防波堤」 高知赤十字病院
2008年04月12日付・夕刊

 (2)全く違うシステム

高知のミスター救急、西山救急部長(高知市新本町2丁目の高知赤十字病院ICU) 「うちでは夜中に呼吸器内科を呼ぶことはありません。肺炎や低酸素血症のひどい症例や、呼吸器不全の急性増悪が来た場合、救急部が挿管や呼吸管理をして、その日はそれで大丈夫。翌朝、呼吸器の先生に引き継げばいいんです」

 経験豊富だけに、高知赤十字病院(高知赤十字病院)の救急部長、西山謹吾医師(50)の言葉は明快だ。救急外来当直は救急部、外科、内科、その他が各一人。これに研修医が加わる。救急車は救急部がすべて対応する。

 「消化器内科は呼ぶ時があります。例えば、内視鏡のクリップが必要な消化管出血。どんどん血が出て、内視鏡操作が要るような場合は遠慮なく呼ばさせてもらいます」

 「脳外科は、脳内出血は全部呼びますが、朝方に来られた軽症の脳出血は、僕らで降圧して止血剤打って、朝の八時ごろ脳外科の先生に『こんな患者さんが入院してますよ』と連絡するんです」

 骨折でも、手術が不要と判断したら、整形外科医には連絡するが、自分たちでできる処置は済ませ、翌朝に引き継ぐ。

 「何とか各科の先生方の負担を減らしてあげたいと思ってるわけです」

 合理的なシステム。しかし、それでは自分たちが大変そうだが、「それほど感じませんね。不安なら呼びますから。不安に思わないから呼ばないだけ」ときっぱり。

 救急医は瞬時の決断力が勝負。西山部長のはっきりしたものの言い方はまさに救急医そのものだった。

 救急部のスタッフは七人。毎日、昼間は救急車に対応し、そのうちの二人が引き続いて当直に入る。一人が救急外来当直、もう一人がICU当直。三日に一回、当直が来る。

 「かなりきついんですわ」と西山部長。横にいた内科医が「そのおかげで私らはすごく安心なんです。患者さんの急変で呼び出されても、病院に駆け付ける前に救急部が診てくれてますから。それで何人もの患者さんが助かっているはずです」

 高知医療センターの救急ICUは基本的に各専門科の主治医管理となっているため、患者が急変した場合は当直医だけでなく、各主治医も呼ばれる。救急外来も、夜間に専門科の医師が呼ばれることが多く、その結果疲労をため込んでいる。

 では、「防波堤」の高知赤十字病院の救急医たちはいつ休むのか。「僕らはね、当直明けの日は院長のご厚意により、昼すぎに帰れるんです」と西山部長。

 勤務ローテは初日が「日勤→そのまま当直」、二日目が「引き続き昼すぎまでの勤務」、三日目が「日勤のみ」。つまり、仕事はきついが、三日に二日は一定量の睡眠が確保できるのだ。

 「僕は当直明けでも、ほかの仕事があるから帰りませんけど、若い者は無理やり帰らせてます。年休込みで三連休もある。そういうのをしないと、子供のいる連中は困るでしょ。参観日や運動会は絶対休ませます。メリハリ付けてあげないと、やっていけません」

 医療センターと全く違うシステム。戸惑いながら、さらに尋ねた。救急部の医師は、どんな人がなっているのか。すると七人全員が麻酔科出身という。外来診察も手術もしない麻酔科医がなぜ、修羅場に対応する救急医なのか。

 【写真】高知のミスター救急、西山救急部長(高知市新本町2丁目の高知赤十字病院ICU)

 
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