19日、名古屋でチベット弾圧抗議デモ
世界各地で妨害に遭うなど問題化している北京五輪の聖火リレーが26日に長野市で行われるが、名古屋市内では19日午後、インターネット上の呼び掛けに応じた「有志」らによる「中国政府によるチベット弾圧に対する抗議」のデモ行進が計画されている。デモ行進は約700人の規模で中区久屋大通から東区を回って中区若宮大通まで行われる予定。
このデモ行進はインターネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」やネットサービス「mixi」を中心に広がり、当日はチベットの惨状を訴えるプラカードや国旗を掲げるという。デモの申請を受けた中署は「ネットを中心に盛り上がったデモの申請は名古屋ではあまり聞いたことがない」と話した。
デモ行進代表で豊田市の林英樹さん(34)は「純粋にチベットの平和を願う一心で集まった素人ばかり。在日チベット人の多くは強制送還の恐怖などで声を上げられない現状がある。非暴力で慈悲の心を持って代弁していきたい」と語った。
これまでも東京都や大阪府で同様にネットで集まった有志らがデモ行進を実施。東京は1500人、大阪が600人の規模だった。
(2008年4月15日更新)