#なんだか語呂の悪いタイトルだな…

1.大阪・飛鳥会事件の捜査は終結しましたが、その後も各地で同和利権の実態が暴かれています。

(1)京都市
マリードフットノート:京都市長、職員逮捕者続出の背景に「同和選考採用」ありと認める(7/29)
7月27日、桝本頼兼京都市長は、今年度だけで児童買春、傷害、窃盗未遂、そして覚せい剤使用の容疑などで8人もの京都市職員が逮捕されたことについて、市が数十年来続けてきた「同和選考採用制度」が事件続発の背景の一つにあることを、はじめて認めました。同日開かれた臨時区長会後、市長が記者団にそう語りました。

その場にはマスコミ各社が居合わせたそうですが、産経新聞のみがこの市長発言を報道しています。

逮捕者続出の京都市 市長「優先雇用が原因の一つ」同和行政で異例の発言(7/28 産経)

しかし同和団体(部落解放同盟だけではない)はまるで他人事のように開き直っています。
逮捕9人、不祥事止まぬ京都市 環境局「解体的出直し」(8/24 朝日)遅いよ!
 市が今年度に懲戒処分を科した21人のうち13人は環境局職員だった。逮捕者9人のうち7人も同局職員。桝本市長は7月の局区長会で「環境局の解体的な出直しを図る」と語り、その後、記者団に「同和行政の大きな柱として『優先雇用』をしてきた。甘い採用をしていたのは事実で、不祥事の要因の一つだ」と発言した。〔中略〕

 だが、市長の発言が報じられると、運動団体から発言の真意をただす申し入れが届いた。

 いずれも反発している。「同和地区出身の個人の不祥事について、まるで同和地区全体をさすように発言するのは差別を拡大再生産するものだ」(部落解放同盟京都府連の西島藤彦書記長)▽「一部の人が不祥事を起こしているが、大半は一生懸命働いている」(自由同和会京都府本部の渡守秀治副会長)▽「市長自らの責任を免罪し、旧同和地区住民にその責任を転嫁する許されざるもの」(京都地域人権運動連合会)。

職員採用に介入した運動団体の責任について、謝罪と反省はないのかと問い詰めたいですね。

(2)大阪市
同和関連不祥事:大阪市105人の処分発表 免職や減給(8/29 毎日)
同和対策不祥事 大阪市109人処分 元局長を諭旨免職(8/29 産経)
重要な一歩ですが、まだまだ同和利権一掃への途は遠そうです。

大阪といえば、大阪拘置所の刑務官と山口組系暴力団組長による贈収賄も飛鳥会と関わりがありました。報道したのは一部のマスコミだけの様子。
暴力団組長から車 収賄容疑で刑務官逮捕へ 大阪拘置所(8/20 朝日)
抜擢され孤立感、教育制度も不備 大阪・刑務官汚職(9/9 朝日)
 捜査2課などの調べでは、組長は大阪市内に事務所を置く天野組の天野洋志穂(よしお)容疑者(66)=強要未遂容疑などで逮捕。〔中略〕

天野容疑者は、部落解放同盟元支部長で財団法人「飛鳥会」理事長の小西邦彦被告(72)=業務上横領・詐欺の罪で起訴=とも交友があり、今月4日には、同被告から融資を受けた5億円を返済するため、知人の大阪市内の不動産会社社長(58)を脅したとして、強要未遂などの容疑で逮捕された。
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04年7月には、自宅の住宅ローンを抱えて経済的に苦しかった事情もあり、収容中の山口組系暴力団組長の天野洋志穂(本名・金政基)容疑者(66)の求めに応じて部屋を移すなどの便宜を図り、見返りに車を受け取り、家族旅行の費用も肩代わりさせたとされる。

また朝日お得意の在日犯罪隠しか!

(3)大阪府八尾市
八尾市工事めぐり恐喝の疑い 解放同盟支部相談役ら逮捕(8/21 朝日)
「妨害」盾に「上納」要求 八尾市恐喝・丸尾容疑者(8/24 朝日)
 大阪府八尾市発注の公共工事の下請け業者から現金100万円を脅し取ったとして、大阪府警は20日、恐喝の疑いで、部落解放同盟大阪府連安中支部相談役の丸尾勇容疑者(58)=八尾市南本町8丁目=ら2人を逮捕した。

 調べによると、丸尾容疑者ら2人は昨年秋、八尾市発注の市営住宅の改修工事をめぐり、受注業者から工事の一部を下請けした業者に対し「うちの地区で工事をするなら、金が必要だ」などと脅し、あいさつ料名目で現金100万円を脅し取った疑い。
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 府警によると、集めた金は丸尾容疑者が理事長を務めるNPO法人「八尾市人権安中地域協議会」代表名義の口座に入金されていた。府警が押収した通帳には数百万円単位の入金が頻繁にあったが、いずれも直後に引き出されていた。しかし、押収した同協議会の会計帳簿にはこの記録が一切残っていなかった。

 府警は丸尾容疑者が私的に使い、一部は暴力団に流れて活動資金になった疑いもあるとみて調べている。

 府警によると、丸尾容疑者は元暴力団組員。〔中略〕

 部落解放同盟大阪府連安中支部の佐伯智津子支部長は「丸尾さんの恐喝行為についてはみな知らないと思う。個人のことについては何も言えないし、言いたくない」と話している。

こちらも飛鳥会つながり。
大阪・解放同盟支部顧問逮捕:丸尾容疑者、「同和幹部」「暴力団」顔二つ(8/26 毎日)
 関係者によると、丸尾容疑者は同市域外の出身。20代から解放運動に携わり、77年ごろに安中支部と関係を持つようになった。元部落解放同盟大阪府連飛鳥支部長、小西邦彦被告(72)=業務上横領などの罪で起訴=の運転手を務めるなど親しく、90年代初めには安中支部の実力者にのし上がっていったという。

 94年に同市の公共工事を巡る恐喝事件で、建設業界に影響力を持っていた暴力団組長が逮捕されたことなどを契機に、同市の建設業界の談合組織が解散。その空白を埋めるように丸尾容疑者が次第に力を伸ばした。府警によると、丸尾容疑者は過去に暴力団構成員だったことがあり、今も山口組系の3次団体の「顧問」を名乗るなど親密な関係を続ける。

しかし、解同はまだ個人のことと言い逃れるのか。マスコミの追及も甘すぎです。

なめ猫♪ 大阪同和行政の呆れた乱脈ぶり--人権擁護法案が再浮上(8/30)
 それにしても不可解なのが部落解放同盟はかつては社会党支持、それも左派を支持してきました。現在は民主党支持であるが自民党や公明党なども個人として支援推薦するとしています。運動方針など見ても露骨な階級闘争色は表面からは消えましたが、人権擁護法案反対派を国家主義者と罵倒する様は、マルクスレーニン主義そのものです。

 左翼運動と暴力団がどういう結びつきをするのか、利害関係には思想は関係ないということなのでしょうか。

兵庫県ではこんな動きもあります。
「同和奨学金」滞納7億円 兵庫県教委が収納促進員を導入(9/8 神戸新聞)
同和事業が盛んな地域は他にも福岡や広島、三重などたくさんあるはず。地元の首長や議員、マスコミや市民団体は今こそ利権構造に斬り込むべきでしょう。

2.これだけ不祥事続きでも、まだ一部の政治家と部落解放同盟は人権擁護法案成立へ執念を見せています。
人権擁護法案 一部修正方針 与党懇に報告 安倍氏ら反対派は警戒感(8/31 産経)
【産経抄】9月1日
 何をコソコソ隠す必要があるのだろう。自民党と公明党の議員でつくる「与党人権問題懇話会」のメンバーがおととい、議員会館の一室に集まり、人権擁護法案の国会提出へ向けた動きを再開した。だが取材記者によると、会合が終わって出てきた座長の古賀誠自民党元幹事長は、だんまりを決め込んだという。
 ▼出席議員の一人は「内容は口外するなと言われた」と語る。会議では法務省のお役人が、かつて廃案となった法案の修正案を示しただけでなく、インターネットの掲示板で「人権侵害」があった場合も、新法で対処できるのかといった議論もあったそうだ。そのほか、表に出せない発言もあったのでは、と勘繰りたくもなる。
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 古賀氏は懇話会の冒頭、自民党内で賛否が分かれ、昨年の通常国会で法案提出を見送った経緯について「不徳の致すところだ」と陳謝。公明党からは「過去のようにぶざまなことをやってもらっては困る。自民党内でしっかりと意見調整を済ませてほしい」と厳しい注文が出た。杉浦正健法相は欠席した。

不信の決算 同和行政 岐路に(上)──大阪市、保身・怠慢のツケ182億円(8月31日)同(下)──「組織的慣行」捜査のカベ(9月1日)(日経ネット関西版)
 一連の不祥事に対する批判の目は、部落解放同盟にも向けられている。今月、大阪府八尾市では解放同盟の支部相談役、丸尾勇容疑者(58)が恐喝容疑で逮捕された。飛鳥会事件に続き、同和団体の肩書を悪用し犯罪に手を染めていた事件が明らかになった。暴力団との関与も判明している。

 飛鳥会事件を「個人の犯罪」としてきた解放同盟も「組織内部の不祥事」との認識を持たざるを得なくなった。解放同盟の組坂繁之・中央執行委員長は一連の不祥事の責任を取り、5月からの役員報酬20%を半年間返上する処分を決めた。

 部落解放運動に加え、海外の人権団体などと交流し活動の範囲を広げてきた解放同盟だが、幹部にも「一連の不祥事に明確な対策を打たなければ信用回復は難しい」との危機感は強い。

「人権の法制度を提言する市民会議」の動向に注目しよう 「解放新聞」(2006.8.21-第2282号)
人権市民会議シンポジウム/人権市民会議シンポジウム/『マイノリティから問い直す! 日本の人権法制度』
どうみても解同と特定市民団体と似非人権屋(弁護士ともいう)による偽装団体ですね。

新しい制度を議論するより、今ある制度を悪用した血税泥棒体質を一掃することが先決でしょう。

<9/13 更新>