在韓米軍、F16の3割を韓国から撤収へ
米国が在韓米空軍に配備されているF16戦闘機の1個大隊(およそ二十数機)を今年末までに撤収させる意向を、最近韓国政府と軍当局に伝えていたことが分かった。
F16戦闘機大隊は在韓米空軍の中心的な戦力で、今年末までに行われる予定の在韓米軍の兵力削減対象には当初含まれていなかった。
在韓米空軍に配備されているF16戦闘機は全部で3個大隊(60機以上)で、削減対象はF16全体の3分の1に当たる。米国側が地上軍ではなく戦闘機の撤収計画を表明したのは、1990年代中盤以降では初めてのことだ。
複数の軍の消息筋は14日、「米国側は今月8日の韓米安保政策構想(SPI)会議など、最近行われている韓米両国の軍当局同士の話し合いで、今年末までに行われる在韓米軍の削減対象にF16戦闘機1個大隊などを含めたい意向を非公式に伝えてきた」と語った。
米国側は、4年前に駐韓米軍削減交渉を行っていた際には想定していなかったさまざまな要因が生じ、F16戦闘機1個大隊も削減対象に含めることになったとの説明を行ったという。
韓米両国は2004年の時点で3万7500人だった在韓米軍を、今年末までに1万2500人を段階的に削減し、2万5000人のレベルを維持していくことで合意した。この結果、在韓米軍は昨年末までに2万8500人へと削減され、今年末までにさらに3500人が追加で削減される予定だった。ここには空軍まで撤収させる計画は含まれていなかったのだ。
国防部など軍当局は米国側からの突然の知らせに、防衛費負担割合の増額など、韓国側への費用負担要求と関連があるものとみて、対策の準備に追われているという。
在韓米軍のベル司令官は先月行われた議会の聴聞会で、「韓国側が要請すれば、在韓米軍削減を中断することもできる」と述べていることから、防衛費負担金割合の問題などで韓国側に圧力を加えるためではないかとの見方も出ている。
張一鉉(チャン・イルヒョン)記者
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