最終更新日 2006年6月8日
6/8追記
電撃屋.COMのサイト上でメディアワークスの対応が発表されました。
○購入したすべての方に、 「咆哮した頭部」「ヴァリアブル・ドリル」「手刀」を送る。
○パーツ代金および送料等はすべてメディアワークスが負担。
発送時期については 2006年7月下旬を予定。
○今後は正確な商品概要を知らせるよう万全の注意をはらう。
以上です。
個人的に想定していた妥協点よりもぜんぜん顧客寄りの誠実な対応で、クレーム処理としてはパーフェクト。
発表も早かったし。
企業として当然のことと言えばそれまでですが、まじで良かった。
このページ立ち上げてからずーっと「頼むから変な対応しないでくださいお願いしますメディアワークス様」と
朝昼晩祈り続けてた小心者の自分なので、ほんと良かったよー。今日は祝杯だよー。
後はベルグバウがどうなるか気になる点ですが、さすがに今回で懲りたでしょうから、
ちゃんと全部付けてくれるでしょう。(ね?)
とりあえずこの問題はこれで解決ですが、おそらく購入者に個別にお知らせが送付されると思うので、
その内容を確認してからこのページを消去しようと思います。
このページ見てメディアワークスにクレーム入れていただいたみなさま、本当にご協力感謝します。
※以下に表示している電撃ホビーマガジン本誌およびミニブックの複写画像は、著作権法第32条に則って
今回の問題を検証するために引用している物であり、著作権を侵害する意図はありません。
概要
今回問題にしている「スーパーロボット大戦OGアクションフィギュア 虎龍王」は、
メディアワークス発行の電撃ホビーマガジン2005年4月号で商品原型と詳細が公開され、
2006年1月号から2月号(2005年11月25日〜2006年1月24日)にかけて誌上通販の受注が行なわれた物です。
事前に代金(8000円+送料500円)をすべて支払い、注文から4ヶ月以上も待たされた上で到着した商品は、
無断で重要な部品3点(咆哮した状態のフェイス、ヴァリアブル・ドリル、手刀)が省略された、
当初の発表とは異なる商品内容の物でした。
このことが問題となり、多くの購入者がメディアワークスにクレームを入れ、
現在メディアワークスの対応を待っている状況です。
以下、順に流れを追って説明します。
2005年4月号 商品仕様の発表
※画像をクリックすると拡大します。が、重いので注意。
電撃ホビーマガジン2005年4月号、124ページ、125ページより引用。
この号に商品の詳細が発表されました。
当時読者が知り得た商品の詳細に関する記述、画像は、この2ページがすべてです。
今回商品に付属しなかった、咆哮した状態のフェイス、ヴァリアブル・ドリル、手刀は、左ページの
下側に掲載されています。
ポイントとしては、ページのどこにも「パーツがすべて付属しない可能性があります」「商品の仕様は変更される可能性があります」
とは書かれていない点。
さらに、125Pの記述を引用すると、
「フェイスは口を閉じたものと、咆哮した状態のふたつを製作した。これらを組み合わせることで迫力あるシーンが再現できる。」
「手首は手刀タイプなどいくつか製作した。」
「ヴァリアブル・ドリルも製作した。」
と、すべて断定口調であり、これを読んだ読者は当然付属するものだと思うのが自然であり、
逆に言えば、このページから「もしかしたら実際には付属しないのでは?」と想像することは不可能です。
2006年1月号 誌上通販の受注受付開始
2006年1月号(2005年11月25日)から受注が開始されたのですが、
この号には商品に関しての記述が3ヵ所あります。
1ヵ所目。
電撃ホビーマガジン2006年1月号、116ページより引用。
ページ左下に、受注開始の告知があります。
ここでのポイントは、「2005年4月号で紹介した大石凡(造形村/ボークス)原型による虎龍王の受注を開始します。」
と書かれている点。
この文章は、文字通り商品の仕様は2005年4月号で紹介されている物であるということを示していて、
付属しないパーツがあるということは一切書かれていません。
2ヶ所目
電撃ホビーマガジン2006年1月号、165ページより引用。
こちらは誌上通販のまとめページです。
ここでのポイントは、「写真のものは原型を組み立てた見本で、実際の商品とは異なります。」
と書かれている点。
メディアワークス側がこの文章を拡大解釈して、「実際の商品とは異なりますと書いてあるからパーツは付かなくても問題ない」と
言ってくる可能性がないことはないのですが、それはあくまで常識を超えた拡大解釈です。
ほんとに言ってきたら笑いますけど。
文面通り素直に受け取れば、このページに映っている虎龍王の二枚の写真の見た目にのみかかる言葉であり、
この文章からパーツが付属しない可能性があると読み取ることは出来ません。
3ヵ所目
電撃ホビーマガジン2006年1月号、326ページより引用。
振込用紙の記入方法を説明したページです。
ここには特に注目すべきポイントはありませんが、やはり付属しないパーツがあることは書かれていません。
以上が、注文時に読者(購入者)が知ることの出来る情報のすべてです。
パーツが付属しないという記述はどこにも無いため、
読者としては、2005年4月号掲載の物すべてが量産されて送られてくると思うのは当然であり、
それに対する代金として、事前に支払いを行ったのです。
記述が無い以上、メディアワークスとしては、当初の仕様通りに商品を製造し、
届ける義務があると考えています。
そして、2006年5月31日に到着した実際の商品です。
商品構成
オプションパーツは、神速槍、ヌンチャク、左右の握り手、武器持ち手、ディスプレイスタンド(写真なし)のみです。
付いているはずの、咆哮フェイス、ヴァリアブル・ドリル、手刀がありません。
商品に付属のミニブックです。
表紙にはなぜか、商品に付属していない咆哮フェイスの写真が使われています。
さらに、見開き2〜3ページのグラビアにも咆哮フェイスの写真が使われてます。
以上、長々と説明してきましたが、事は単純明快。
「お金は払ってあるのに、付くといっていた物が付いていないのは詐欺だ」
てだけのことです。
「足りないものを早く送って欲しい」
のです。
問い合わせ&クレーム
ここからは日記に書いたことと重複しますが、
消費者センター等に問い合わせて下調べをした後、
まずはメディアワークス通販サポートに連絡、そこで電撃ホビーマガジン編集部の電話番号を教えられて、
編集部のO氏とお話しました。
メディアワークス側の言い分は、
今回の虎龍王に付いていないパーツは、ボークス最強造形イベント用に作った物で、今回の通販には当初から付属する予定が無かった。
冊子にある咆哮の写真などは間違って使われてしまった。
パーツが付属しないという告知は一切していなかった。
付属しなかったパーツについては、現在対応を検討中。近日中に何らかの発表を行い、個々の購入者にも連絡する。
というものでした。
そこでこちらからは、
最強造形イベント云々は今回の購入者には全く関係ない話。何の説明にも言い訳にもなっていない。
本誌に掲載された商品を注文し、代金もすべて支払ったのに、まだ品物が全部届いていないという認識であり、
早く残りの品物を送っていただきたい。
対応を検討するのではなく、残りのパーツを送るという前提で話を進めていただきたい。
とお話しました。
とりあえずメディアワークスからの結論待ちですが、
自分が思う着地点は
○咆哮フェイス、ヴァリアブル・ドリル、手刀を追加生産して、購入者に無料で発送。
○現在受注を行っているベルグバウに関しては、掲載したパーツはすべて付属させる。
○今後は受注開始前に、商品の仕様を詳しく発表する。
以外には無いと思っています。
今回虎龍王を購入されて納得できず、咆哮フェイス、ヴァリアブル・ドリル、手刀が欲しいと思っている方は、
ぜひメディアワークスに連絡してください。
手順としてはメディアワークス通販サポートに簡単な苦情メールを入れれば、電撃ホビーマガジン編集部の直通電話が
返信されますので、そちらに電話して編集の方に要望を伝えてください。
(その際、「ボークス最強造形イベント用に作ったパーツなので〜」とか言い訳がましく言われるかもしれませんが、
「そのイベントと今回の問題とは何の関係もないでしょ」って言ってやってください。)
メディアワークスは早く自らの詐欺行為を認めて、購入者に対して残りのパーツを送る手配を取って欲しいものです。
それと、パーツを追加発送する可能性があるので、とりあえず今、虎龍王をオークションやショーケース、中古ショップで
購入するのは控えたほうがいいと思います。
後から追加パーツが手に入らなくなる可能性もありますので。
以後何か進展があれば、更新していきます。