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【コラム】 おなじみのCマークは約100年前に考案されていた!

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「視力いくつ?」「おれ、0.8」。これ、ふつうに交わされる会話だが、よくよく考えてみると視力の単位ってなぜ0.1刻みで上限が2.0なのか。たとえば、0〜10にすればもっとわかりやすいのに…。 

この疑問を視力検査表および眼科医療機器の老舗メーカー、はんだや(文京区)に聞いてみた。そもそも、あのCマークによる検査方法はいつごろ生まれたんですか?

「あの記号はランドルト環といいます。1909年にフランスの眼科医・ランドルト氏が提唱した、視力を数値化するための図形なんです」(同社・川村芳夫さん)

彼の“発明”以前は視力を表す指標は存在しなかったという。また、この測定法には厳密なルールがある。

「測定時の検査表との距離は通常5mです。マーク全体の高さと切れ目の幅は5:1、つまり直径7.5mmのランドルト環の切れ目は幅1.5mm。これが見えた場合、目とランドルト環を結ぶ視角は1分で、彼はこの角度の逆数である1.0を視力の指標にしたんです」(同)

1分というのは角度を表す単位で60分の1度にあたる。視力表の上から見てきて、2分の大きさの切れ目しか見えない場合は2の逆数で2分の1、視力は0.5になる。ということは10分(ランドルト環はかなり大きくなる)の切れ目しか見えなかったら10の逆数で視力は0.1か。なるほど…。

また、医学博士でやなしま眼科(大田区西蒲田)院長の簗島謙次氏は言う。

「この0.1刻みで表す方法を小数視力といいます。現在はさらに正確な視標を求めて対数logで表すやり方も研究されていますが、日本の眼科診療の現場ではまだまだ小数視力が主流ですね」

おお、ランドルト環を人間に例えるならば、100歳近くのお爺ちゃんが今もなお現役で活躍しているということになる。そんなしんみりとした気持ちでCマークを凝視すれば、診断結果も多少よくなるかもしれませんね。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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