ご案内 (Information)

病院概要

施設の概要

 熊本市は、九州の中央、県の中央部(東経130度42分・北緯32度48分)にあって有明海に面し、阿蘇火山と金峰山系との接合地帯の上に位置し、数多くの山岳、丘陵、大地平野等によって四方を囲まれています。熊本城を核に形成された典型的な城下町であり、森と水の都として知られています。

 行政区域は、平成3年2月1日の飽託四町の合併により現在では面積266.31k㎡・人口約67万人におよぶ九州第3の都市となり九州交通網の中心として要衝的位置を占めています。 本病院は、昭和21年に民生病院として発足以来、熊本市が経営する自治体病院として歩んでまいりました。この間、昭和54年、昭和59年、平成13年の増改築により、現在の病院が完成しました。診療科22科病床数562床(一般病床550床、感染症12床)を有する地域医療の中核的な総合病院として、年間の入院患者数約17万人、外来患者数約25万人を数え、一般医療のほか高度・特殊医療を担当しながら自治体病院としての役割を果たしています。特に新生児医療については、新生児医療センター58床(NICU15床を含む)を設け、全県下を網羅し、24時間体制で活動しております。

 また、平成5年6月より、小児心臓外科を、平成7年11月に集中治療部を設置、平成16年3月に県総合周産期母子医療センターの指定、平成17年1月に地域がん診療拠点病院の指定を受けました。 平成18年4月には、組織の変更により熊本産院と会計が一本化され、病床数も一般病床550床、感染症12床、附属熊本産院は28床となりました。また平成19年1月には、形成外科、肛門科、リハビリテーション科及び脳卒中診療科がそれぞれ統廃合され、血液免疫内科は血液・腫瘍内科へ、新生児センターは新生児科へ改称されております。 また、併設伝染隔離病舎は、感染症予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の施行に伴い、平成11年4月1日廃止となりました。 その後、九州では初めての第1種感染症指定病院2床及び第2種感染症指定病院10床の感染指定医療機関の指定を受けています。

名称 熊本市立熊本市民病院
所在地 〒862-8505 熊本市湖東1丁目1番60号
開設 昭和21年2月1日
ホームページ http://www.cityhosp-kumamoto.jp/

建設の概要

建物規模 鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階、地上8階(一部7階建)
敷地面積 14,055.13㎡
建築面積 8,693.81㎡
延床面積 34,912.79㎡
*新館 6,266.35㎡
*南館 12,726.49㎡
*北館 14,306.74㎡
*立体駐車場 1,462.54㎡
*その他 150.67㎡(ポンプ室 6.37㎡、駐輪場 144.30㎡)
最高軒高
最高の高さ
31.35m
38.95m
収容台数 298台(立体駐車場96台・第2駐車場90台・第4駐車場57台・コイン式パークロック27台・北館上段20台 障害者・救急用8台)

本病院の特徴

(1)周産期医療 総合周産期母子医療センターとして、新生児部門(NICU15床、後方ベット16床)、産科部門(MFICU6床、後方ベット12床)を有し、全県下の新生児・未熟児の救急医療を確保し、24時間体制で活動しております。
また、小児専用救急車を保有しております。
(2)がん治療 リニアック、コバルト60等の医療機器を設置しております。
(3)救急医療 熊本県中央医療圏の2次救急医療として、休日・夜間の病院群輸番制をとっております。
(4)難病治療  現在、国が指定した特定疾患として、45種類の疾患があります。これらは、いわゆる難病で原因不明であり、従って治療法も確立されておりません。本院でも、リウマチ、サルコイドーシス、ベーチェット病、パーキンソン氏病等年々増加しており、大学など研究機関とも連携を密にし治療に当たっております。
(5)感染症病床 感染症第1種病床2床・2種10床を有し、県下をカバーしております。
(6)国際医学交流 平成5年度から本格的相互交流を開始し、独国・ハイデルベルグ市、米国・サンアントニオ市へ医師、看護師その他の医療技術員の派遣、並びに看護師の受入れを行い、医療技術や医療知識の向上と職員の資質の向上を図っております。
(7)臨床研修病院 昭和61年3月に臨床研修病院の指定・平成9年4月に複合方式による主たる施設として臨床研修(歯科)施設の指定を受け、昭和63年3月に臨床修練病院(外国人医師に対する)の指定を受けております。
また、平成15年4月に単独研修方式による臨床研修(歯科)の指定を受け、平成15年10月に新制度における臨床研修指定病院を受けました。
(8)高度医療 医療機器の整備は、平成8年度から平成12年度、平成13年度から平成17年度、平成18年度から平成22年度の5ヵ年計画で計画し、
  • 平成8年度には、高エネルギー放射線治療機器・リニアック等を整備
  • 平成9年度には、がん診断全身用X線CT装置等を購入
  • 平成10年度には、2台目となるMRI(磁気共鳴イメージング) 装置を整備
  • 平成11年度には、寝台昇降式カセッテレスX線テレビ装置を購入
  • 平成12年度には、生化学分析装置・自動化システム装置を購入
  • 平成13年度には、FCR立体専用画像読取装置、FCRカッセテタイプ画像読取装置(2台式)、デジタル超音波診断装置を購入
  • 平成14年度には、全身用マルチスライスCT設置等を購入
  • 平成15年度には、角度可変デュアルディレクタガンマカメラシステム等を購入
  • 平成16年度には、総合血液学検査システム、超音波診断装置を購入
  • 平成17年度には、マンモグラフィ(乳房用X線撮影装置)を購入
  • 平成18年度には、衝撃波結石破砕装置、臨床検査システム装置、デジタルX線透視撮影システムを購入