2008年4月14日 18時27分更新
佐賀県内の自治体や経済団体などでつくる「九州新幹線を活用する佐賀県協議会」の総会が14日、佐賀市で開かれ、鹿児島ルートと長崎ルートが開業した際に、県内への波及効果をより大きくするための構想を年内に策定することになりました。
14日、佐賀市で開かれた「九州新幹線を活用する佐賀県協議会」の総会には、県内の自治体や経済団体それにJR九州などから、15人が出席しました。
はじめに協議会の枝吉順佑会長が、「長崎ルートは先月、着工が認可されたので今後は、新幹線の開業効果をよりいっそう大きくするため、各地域において、本格的な地域づくりに取り組んでいきたい」とあいさつしました。
このあと今年度の事業として、3年後に全線開業する鹿児島ルートと、10年後の開業が見込まれる長崎ルートについて、それぞれの開業による佐賀県内への波及効果をより大きくするための「開業効果拡大ビジョン」を策定することなどが承認されました。
ビジョンでは観光の振興や魅力的なまちづくりについて、具体的な取り組みをまとめることにしていて、協議会では事務レベルの部会を開いて、ことし12月までに策定することにしています。