大手家電量販店のケーズホールディングスは14日、2009年からグループ291の全店で元日営業をやめることを決めた。家電量販店では元日営業が一般的だが、人手不足の中で労働環境を改善するのが狙い。業界最大手のヤマダ電機に次ぐ動きとなる。大手家電量販9社で構成する懇談会では元日営業を廃止する案も浮上しており、追随する企業が増えそうだ。
ケーズは1999年から業界に先がけて元日の営業を始めた。来年からは約5000人強の社員やパートらが休みとなる。省エネにより、二酸化炭素(CO2)排出量を337トン減らす効果も見込む。営業面での影響は小さいとみている。(07:00)