2008年 4月 14日
岡山・香川で給食費値上げの動き
学校給食にも値上げの波が押し寄せています。岡山・香川の10の市町村が今月から給食費の値上げに踏み切っていることがOHKの取材でわかりました。OHKが岡山県下の27市町村に確認したところ、津山市、高梁市、新見市、備前市、瀬戸内市、真庭市、里庄町、西粟倉村で今月から、給食費の値上げに踏み切っている事がわかりました。このうち瀬戸内市では、デザートに使われるお菓子のサイズを小さくするなどして、知恵を絞ってきました。相次ぐ物価の値上げを受け、今月から、1食当たり20円から30円値上げに踏み切りました。ごはんやおかずは安全性を重視する観点から、これ以上のコスト削減は難しくなっています。一方、美咲町では、食材の値上がりで、献立作りが難しくなったとしながらも、今年度は、値上げを見送りました。来月からは、献立の見直しにも着手する予定です。一方、香川県では17の市と町のうち、坂出市と綾川町で今月から、給食費の値上げに踏み切っています。

倉敷市で車3台を焼く、連続放火か
14日早朝、倉敷市で駐車している車を焼く火事が3件相次ぎました。警察では連続放火とみて捜査しています。14日午前3時過ぎ、倉敷市児島味野にあるコーポの駐車場で車が燃えていると、近所の人から110番通報がありました。通報した人が消火活動を行い、火は間もなく消し止められましたが、軽乗用車の後ろのバンパー付近を焼きました。さらにその後10分以内に最初の現場から半径約650メートルの圏内で、軽乗用車などを焼く2件の火事が相次ぎました。いずれの現場にも火の気はなく、車の後部を焼いている事から、警察では連続放火の可能性が高いとみて捜査しています。現場周辺では去年9月にも車5台が相次いで燃える不審火が発生しています。

井笠地域で硫化水素中毒死相次ぐ
岡山県西部で硫化水素によるものとみられる中毒死が2件相次ぎました。警察では、いずれも自殺の可能性が高いと見ています。14日午前8時前、笠岡市のスポーツ公園内で、黒いスーツを着た20歳から40歳くらいの男性が、大きなビニール袋に入り死亡しているのを公園関係者が見つけました。男性が入っていた袋とその周辺にはトイレ用の洗剤などの容器があわせて9本が見つかりました。発見時には鼻をさすような刺激臭がしていたと言うことから警察では硫化水素を吸って自殺を図ったとみて、男性の身元の確認を急いでいます。一方、井原市芳井町の住宅でも13日午後、19歳の少年が、周辺にトイレ用の洗剤などを残して死亡しています。警察では自殺を図る目的で、複数の液体を混ぜて硫化水素を発生させ、死亡したものとみています。

岡山・香川はこの春一番の暖かさ
14日の岡山・香川は各地でこの春一番の暖かさとなりました。香川県小豆島町では5月上旬並みまで気温が上がりました。14日の瀬戸内地方は高気圧に覆われ、日差しも強かったため、各地で、ぐんぐんと気温が上がりました。香川県小豆島町では、最高気温が21・4度と5月上旬並みの暖かさとなったほか、香川県綾川町滝宮でも21・4度、岡山市と玉野市では21・1度と、平年を2度から4度上回る暖かい1日となりました。高松市のサンポート高松では、ぽかぽか陽気に誘われて親子で散歩する人や、ひなたぼっこを楽しむ人の姿が多く見られました。15日も日中は、青空が広がる見込みで、気象台では、15日の最高気温を、岡山市と津山市で20度高松市では18度と予想しています。

職務強要で逮捕の美作市議、初公判
副市長に威圧的な言動で不当な要求をしたとして、職務強要などの罪に問われている美作市議会議員の初公判が、14日岡山地方裁判所で開かれ、この議員は起訴事実を大筋で認めました。職務強要などの罪に問われているのは、美作市議会議員の岩江正行被告(62)です。起訴状によりますと岩江被告は去年11月14日、美作市の皆木照夫副市長に電話し、知人が水道料金を滞納し、水道を止められたことに関し、「こらえんぞ、こりゃ。始末せぇ、こいつ」などと当時の担当職員の懲戒処分を求めました。また、公共工事が遅れたことに関し、施工業者の指名取消処分を求め、副市長を脅迫するなどしたものです。14日の初公判で岩江被告は威圧的な言動については「間違いありません」と認めましたが、職員や指名業者に求めた処分については内容に食い違いがあると主張しました。

小豆島の孔雀園は恋の季節
香川県小豆島町の孔雀園では、繁殖期を迎え、オスのクジャクが優雅な求愛ポーズを見せています。オスのクジャクは、繁殖期の4月から7月いっぱいまで美しい羽を広げ、メスのクジャクにプロポーズをします。小豆島の孔雀園は美しい羽を見ることが出来る11月まで、7ヵ月間限定で一般公開されています。およそ60羽のインドクジャクが放し飼いにされていて、あちらこちらでオスの求愛ポーズを見ることが出来ます。また、園内には珍しい白いクジャクも飼われていて、訪れた人は美しい姿に見入っていました。

岡山県警の警察署長会議
この春の人事異動後初めてとなる岡山県警の警察署長会議が、14日、岡山市で開かれました。会議には、県内22の警察署の署長など警察幹部約80人が出席しました。初めに岡山県警の塩田透本部長が、「大量退職時代を迎え、厳しい治安情勢に的確に対応するためには、ベテラン警察官のノウハウをしっかりと伝承することが重要」と訓示しました。その後、今年、北海道で開かれる「洞爺湖サミット」への対応や、裁判員制度導入を見据えて、適正な取り調べを行うことなど、当面の重要課題ついて指示が出されていました。

taspoサポートイベント
未成年者の喫煙防止のため、たばこを自動販売機で買う時に必要となる成人識別ICカード、「taspo」の申し込みをサポートするイベントが、14日からJR岡山駅前で始まりました。会場では申し込みに必要な写真の撮影や、本人確認書のコピーを無料で行っています。「taspo」は岡山・香川では来月1日から導入されますが、申し込みから発行まで2週間程度かかるため、JTでは早めの申し込みを勧めています。このイベントは今月30日まで平日の午後に行われます。