2008.04.14.
国立循環器病センター:北風部長が高額「バイト」!
製薬業者から5千万・3年間で!
国立循環器病センター(大阪府吹田市)の北風政史(まさふみ)・心臓血管内科部長が、
治療薬メーカーから、05〜07年の3年間に講演料などとして約5000万円の報酬を得ていたことが、国家公務員倫理法に基づく報告書で明らかになった。
北風部長は、厚生労働省薬事・食品衛生審議会で、薬の副作用被害などを認定する副作用・感染等被害判定第二部会の委員を務めており、副作用被害の支援団体から「公正な判断ができるのか」と疑問の声が上がっている。
国家公務員倫理法では、幹部職員に対し、職務以外で得た1件5000円超の講演料や
原稿料の届け出を求めている。読売新聞が05〜07年の報告書を基に集計したところ、
北風部長は計472回の講演を行い、原稿料と合わせ6825万円を受け取っていた。
このうち404回は、同部長が専門とする心臓病や高血圧など循環器病関連の製薬企業
32社が主催した医師向けの講演で、原稿料を含め計4991万円だった。