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【経済】

高効率の家庭用燃料電池 松下電器、09年から販売

2008年4月14日 19時38分

 松下電器産業は14日、ピーク時の発電効率が39%と世界最高の家庭用燃料電池を開発したと発表した。2008年度は実証実験用に滋賀県草津市の工場で数百台を生産し、09年度から販売を始める予定。

 燃料電池は水素と酸素を化学反応させて発電する原理で、次世代のエネルギーとして期待されている。電機メーカーや石油会社などが国の支援を受けて開発を進めており、松下は国の補助金制度の実施を前提に2010年度に3000−5000台程度販売したい考え。

 今回開発した燃料電池は、都市ガスから水素を取り出す方式。出力750ワットの状態で発電効率が39%、一般家庭で最も使われる500ワット−1キロワットの範囲全域でも38%以上にした。部品の劣化を抑える技術を開発し、耐用年数も10年以上に向上させた。

(共同)
 

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