78歳女性刺され死亡、若い男逃走 福岡市・西新2008年04月14日21時04分 14日午後7時7分ごろ、福岡市早良(さわら)区西新(にしじん)2丁目のアパートの敷地内で「若い男から、ばあちゃんが刺された。男は逃げた」と、近くに住む男性から110番通報があった。このアパートに住む田中久子さん(78)が刃物のようなもので胸などを多数回刺されており、市内の病院に運ばれたが、約1時間後に死亡が確認された。福岡県警は殺人事件として早良署に捜査本部を設置し、現場から走って逃げた男の行方を追っている。
早良署の調べでは、田中さんは自宅アパート前の通路で刺された。同じアパートに住む男性が悲鳴を聞いて駆けつけたところ、刃物を持った若い男が立っており、数メートル先に田中さんが倒れていたという。男性は男に「何しよっとか」と声をかけて、いったんは羽交い締めにして取り押さえたが、男は振り払って南の方向へ走って逃げたという。 田中さんの部屋にはかぎがかかっており、部屋を出た直後か、外出先から帰ってきたところを襲われたらしい。田中さんは刺されたり切られたりした傷が十数カ所あり、県警は死因を「出血死」としている。 逃げた男は20〜25歳くらいで、身長170〜180センチのやせ形。耳にかかる程度の長さの黒髪で、茶色いジャージーの上下を着ていたという。 現場は福岡市営地下鉄西新駅の東約200メートルで、市内を東西に通る幹線道路の明治通りから数十メートル入った住宅地の一角。付近には社員寮やマンションなどが立ち並び、学習塾やファミリーレストランもある。 福岡市内では3月25日夕にも、今回の現場から約800メートル離れた同市城南区鳥飼4丁目の社員寮前で、帰宅途中の女性(31)が若い男に刺されて重傷を負う事件が起きており、発生状況が似ていることから、県警は関連を調べている。 PR情報この記事の関連情報社会
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