ロシアのラブロフ外相は11日、日本との北方領土問題について「立場の違いは残っているが、2国間で存在するメカニズムで協議を続けており、正しい方向で動いている」と述べ、交渉を継続させることが重要との考えを表明した。外相は「原子力、運輸、通信、環境などの分野での日ロ協定策定作業は前進した」と指摘。一部は事実上調印の準備が整ったことを明らかにした。
14日にモスクワで開く日ロ外相会談を前に日本経済新聞の書面インタビューで明らかにした。ラブロフ外相は日ロ関係の現状について「発展を続けており、大部分で満足している」と指摘した。(07:02)