昨夜遅く福岡県柳川市で、指定暴力団・九州誠道会系の組事務所に火炎瓶のようなものが投げ込まれる事件があり、事務所の一部が焼けました。

きのう午後11時ごろ、柳川市西浜武にある指定暴力団・九州誠道会系の浪勝総業の事務所にいた関係者から、「何かが投げ込まれ、燃えている」と消防に通報がありました。

この火事で事務所の玄関付近の外壁などが焼けましたが、けが人はいませんでした。

現場の状況などから、火炎瓶のようなものが投げ込まれたとみられていて、警察は放火事件として捜査しています。

九州誠道会ではきょう、会長が交代する継承式をしていて、警察が数日前から関係する組事務所などを警戒していました。

警察は今回の放火事件が、対立する暴力団との一連の抗争の中で起きたとの見方を強めていて、今後、抗争が激化する恐れもあるとして、警戒をさらに強めています。