2008-03-24
■association
とくに具体的に何について、というわけではないのだけど、わたしの乏しい経験からしても、何らかの運動とは、かならずひとつの目的を達成するためだけにすべてのそれに携わるひとたちの意識が向かわないかぎり、うまくいくことはない。どうしても運動というものはシングル・イシューでなくてはならない。
ただ、世の中というものは、シングル・イシューでは絶対にありえないから、その運動のなかに、さまざまな問題や目的が入り込んでくる。それに関わるひとたちの意識だって、ひとつの問題だけに関わっているなんてことはありえないから、どうしてもさまざまな問題に意識を向けざるをえない。ひとが運動に関われば関わるほど、その意識は分散していくのだけど、そもそもひとを関わらさせなければ、それを運動と呼ぶことすらできない。
その分散し、拡散していく意識をどのように目的に向けて方向付けするかということが運動論ということになるのだろうけど、それを何らかの指導というかたちでやってしまったら、「党」と同じことになってしまう。それは運動ではなくて、もはや静止でしかない。
けっきょくは、それぞれの運動がそれぞれのシングル・イシューを徹底することで、それぞれの運動同士が互いにそれぞれのシングル・イシューに敬意を抱き、力を分け与え、贈与しあうということしか、運動を成功に導く方法はないはずなのだけど、なかなかうまくいかないねえ。なんか自分たちの問題の方が上等なんだと競いあってばかりいるみたいだ。まるで自分の方が世界をよく知っていると競いあうかのように。敬意も贈与もどこにもないよ。ほんとうは、その敬意と贈与による繋がりあいのことをアソシエーションと呼んだはずなのに。そのアソシエーションによって繋りあった世界を、わたしたちは求めているはずなのに。
何だかわからない? そりゃそうだ。わたしだって何だかわからない。わからないからこうして止まっちまってる。ずーっと。いつからなのかもうすっかりわからなくなってるくらいに。このまま?
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