札幌放送局

2008年4月14日 12時30分更新

救急患者が大幅減 北見赤十字


内科医全員が退職した北見市の北見赤十字病院では、先月の救急患者が去年の同じ月と比べておよそ40パーセント減り、医師の退職で市民が利用を控えたためと見られています。

北見赤十字病院のまとめによりますと、先月1か月間の救急患者は合わせて1034人で、去年の3月と比べて672人、率にして39.4%少なくなりました。
救急車で運ばれた患者も148人と、去年の3月と比べて111人、率にして42.9%大幅に減っています。
一方、北見市消防本部によりますと、救急患者を受け入れている市内のほかの病院では救急搬送の数は特に増えていないということです。
北見赤十字病院では「市民に迷惑をかけて申し訳ない。より重症の救急患者を診るためにも症状が軽い場合はなるべく地域のかかりつけの病院に行って欲しい」と話しています。