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<卒業文集>「官邸に放火しそうな生徒」ランク付け 山梨山梨県甲斐市の中学校が今春作製した卒業文集で、「総理官邸に放火しそうな人」などの項目で生徒をランク付けしていたことが分かった。項目は担任教諭の指導の下、クラスの編集委員を務める生徒が中心になり考えた。学校側は「冗談のつもりだったが、配慮が足らなかった」として、名前が掲載された生徒に謝罪したが、文集は回収しなかった。学校側の説明によると、文集はB5判150ページ。3年間の思い出やニュースなどを1冊にまとめ、3月10日に卒業生126人に配布した。その際、四つあるクラスごとにランキングの項目を決めたが、うち1クラスが「将来橋の下で暮らしそうな人」「趣味悪そうな人」などの項目にそれぞれ生徒3人の名前を挙げていた。同校ではこれまでも毎年、文集でランキング掲載してきたが、不適切な表現はなかったという。 学校側は文集を回収せず、「不適切」と申し入れた生徒1人だけに掲載ページを削除し渡したという。学校側は「子どもの心を傷つけ申し訳なかった」と話している。【藤野基文、沢田勇】 [毎日新聞4月4日] ( 2008-04-04-11:33 ) [毎日新聞2008年04月04日] |