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04/12-12:38--瀬戸大橋開通20周年　岡山・香川の飛躍誓う　両県知事ら出席　与島で盛大に式典

　岡山県と香川県を結ぶ本州四国連絡橋「瀬戸大橋」の開通２０周年記念式典が１２日、香川県坂出市与島町の瀬戸中央道与島パーキングエリアで開かれた。出席者は人や物の流れを大きく変えた同橋の未来に思いをはせ、両県の今後のさらなる交流進展を誓った。 　両県、本四高速道路関係者や来賓の江田五月参院議長（参院岡山県選挙区）、平井卓也国交省副大臣（衆院香川１区）ら約１９０人が出席。 　石井正弘岡山県知事は「人間でいう成人式を迎え感慨深い。利用促進が大きな課題だが、引き続き人、物、情報の交流や、両地域の発展を担い大きく発展することを願う」とあいさつ。 　真鍋武紀香川県知事、伊藤周雄本四高速道路社長も「架橋効果を最大限に生かすため、橋を渡って来てもらえる地域づくりをしていきたい」「公共性の高い社会インフラをどう活用させるかが私たちの使命」と話した。 　瀬戸大橋が開通した８８年４月生まれの新成人１１人が「瀬戸大橋を通じて交わる岡山、香川はもとより、中四国の発展のために努力します」と共同宣言を読み上げた後、両県知事や新成人らがくす玉を割り、記念植樹を行って２０周年を祝った。 　オープニングイベントでは、岡山、香川両県の芸能披露や歌手の中西圭三さん、澤田知可子さんのコンサートなどが行われた。 　１３日は、午前８時から午後１時まで、児島インター―坂出インター間は全面通行止めとし、目玉の橋上イベント「健康マラソン・ジョギング・ウオーク」を開催、約１万２千人が参加予定。 　瀬戸大橋は、海峡部約９・４キロ、総延長約３７・３キロで８８年４月１０日に供用開し完成までに約１兆１３４０億円が投じられた。 　０７年度の通行台数は、開通初年度の１・４倍にあたる５２７万４４１６台。累計では９８５９万１１６２台（３月末現在）と、１億台目前に迫っている。 　一方、岡山県は、１９７０年度から０７年度まで５４１億２３００万円を負担。今年度も２６億５１００万円を予算化している。 　旧公団の償還計画では関係自治体の出資は１２年度までだったが、国は通行料金の引き下げなどに合わせ１０年間の出資延長を要請。これに対し、自治体側は態度を保留している。

瀬戸大橋と共に20年せとうち児島ホテルwww.okanichi.co.jp/okkojimahotel.html