1アジア最古(D)
中央アジア(バイカル湖西部周辺)で約6万年前日本人の34%
中央アジア・東アジア最大で一部はベーリング海峡を渡ってアメリカ大陸に到達したことが判明している (エスキモーなど)
2(M7)
東中国(上海・蘇州・南京周辺)約4万年前、日本人の15%(6~4万年前中国人が形成されているか?)
3(B)
南中国で約6万年前、日本人の15%
陸路やベーリング海峡を渡って南アメリカ、日本、オセアニアの島々など環太平洋に広く分布。
4(G(→Y))
東シベリアで約3万年前、日本人の7.5%アイヌ(北海道)や朝鮮半島中国や中央アジアに分布。
5バイカル湖発祥(A)
バイカル湖湖畔域、約2~3万年前、日本人の6%東アジア(シベリア~中国南部)に広く分布。
一部はベーリング海を渡り北アメリカ先住民。
6東南アジア(F)
北ベトナム・ラオス・中国国境付近周辺で約4~5万年前誕生し日本人の5%
7ヒマラヤ(M9)
ヒマラヤの山岳地帯・チベット周辺で約4万年前、日本人の3.4%
8(CZ、M8a)
北東アジアで約3~4万年前日本人の3.2% ベーリング海を渡って南アメリカや西は北欧サーミ(ラップ)人フィンランド。
中国起源(N9)
M7型と同じ東中国 約2~3万年前、日本人の7%
全て起源は2万年以上前、一番新しいN9でさえ2万年以上前、新モンゴロイド誕生していません。
つまりミトコンドリアDNAだけではアジアからアメリカまで広く分布し人種の系統を辿るのには向いていない。
YAP+分布図
(Y Chromosome Markers and Trans-Bering Strait Dispersals)より。
中国人、韓国人には無く日本男性の約半数が保有
人種の遺伝距離
DNAから見た日本人「日本人は沖縄人やアイヌ人さらにチベット人と近い。(韓国人やモンゴル人、更に中国人)とは離れている。」
(国立遺伝学研究所 進化遺伝研究部門 斎藤 成也教授。
(日本人672個体のミトコンドリアゲノムの全塩基配列を決定した。これにより、アジア人942個体の全塩基配列を使って系統発生を分析することが可能になった。日本人mtDNAの全塩基配列データから新しい分岐および小分岐が同定された。この明白な系統樹に基づいて、私たちはアジア人4,713個体のmtDNAの部分的塩基配列を10%未満の誤差で分類した。
日本人とチベット人との間の直接的な関係も明確になった。これはY染色体の研究結果と一致した結果である。更に、いくつかの小分岐が日本において(日本人が)最も高い多様性を示したことから、日本がアジア大陸への移住拡大していった地域の一つであると推定された。)
岐阜県国際バイオ研究所 医学博士 田中雅嗣