2008年4月13日 20時5分更新
13日未明、田川市の国道で、暴走族を追跡しようとした覆面パトカーが軽乗用車と衝突し、乗っていた19歳の女子学生が鼻の骨を折るケガをしました。
13日午前2時半ごろ、田川市夏吉の国道201号線で、田川警察署の覆面パトカーが、前から走ってきた暴走族を追跡するため方向転換しようとしたところ、後ろから走ってきた軽乗用車が追突しました。
軽乗用車は道路脇のさくに衝突し、運転していた嘉麻市に住む19歳の女子学生が、鼻の骨を折るけがをしました。
覆面パトカーを運転していたのは、田川警察署の交通課に所属する53歳の巡査部長で、助手席の巡査と暴走族の証拠の写真を撮るために、赤色灯はつけず、サイレンも鳴らしていなかったということです。
調べに対して53歳の巡査部長は、「時速10キロから20キロに減速し、方向指示器を出した」と話しているということで、警察で事故の詳しい状況を調べています。田川警察署の太田真司副署長は、「事実関係を調査したうえで、適切に対応したい」と話しています。