06年10月に国内放送が始まり、目敏い一部の海外アニメ ブログや海外アニメフォーラムなどで人気を集めた 『コードギアス』の特集です。 この作品は衝撃的な内容だった22/23話が特に 盛り上がっていましたね。そんな盛り上がりを ほんの一部ですがご紹介したいと思います。 なお、全力でネタバレ大会となります ので未見の方はご注意下さい。 |
◆ コードギアスは反米アニメ? ◆ ルルーシュ・ランペルージ ◆ 枢木 スザク ◆ C.C. ◆ ユーフェミア・リ・ブリタニア ◆ 皇 神楽耶 他 ◆ stage 21・22・23・24&25 |
コードギアスは反米アニメ? |
撃っていいのは撃たれる覚悟がある者だけだ! |
■stage 23を観て、そもそも『コードギアス』を観始めた理由が分かりました。ホントものすごいんです。でね、ルルーシュをどれほど大好きか言葉になんかできないよ。話が進むごとにますます好きになっちゃう(*^.^*) ― ミヤ (ギリシャ 16歳 女性) ― ■【シャーリー人形の頭、食いちぎり】あ〜もー、シャーリーってよくもまあ、いけしゃあしゃあと父の死を口実にして、ルルーシュにキスなんかできるわね!!! めちゃくちゃムカつく!!!!!! 腹立つなんてもんじゃないわ、逆上マジギレしてんのよ!!! ボコボコにしてやりたいー (中略) 【yaoiぶちまけタイム】ルルーシュのセクシーな唇はね、スザクのものなの!!!!!!!!!! ― ランブリングロゼ (USA 女性) ― ■ルルーシュの反逆は明治維新、bakumatsu のようであり、彼は人々が平等の権利と権限を持つ、より良い未来のために戦い殺している。ルルーシュは自分勝手な欲求のために反逆しているか? 違う。ルルーシュは愚かしく部下を無駄死させているか? いいや。実際、彼はより良き未来のため黒の騎士団の誰よりも自らの手を汚す。ルルーシュは桂、大久保、抜刀斎 (※緋村 剣心) が入り交じった存在だな。― ノヴァン (イギリス 男性) ― ■今ちょうど23話を観終えたところ。ルルーシュは優しさと復讐心が同居した興味深いキャラクターだね。父親の慈悲のなさや民の扱い方のため父を憎悪しており、ナナリーのため平和な世界を築きたいと思っている。けれども彼のやり方は父親と同じであり、血を礎にして世界を構築している。ルルーシュは彼自身、かなり矛盾をはらんだ存在だね。― ナタク27 (フランス 男性) ― ■ルルは夜神 月 (※DEATH NOTE) ほど冷淡じゃないと思う。夜神 月には友人と呼べる者は一人もいないし、必要とあらば家族全員を殺すこともためらいませんが、ルルは現時点 (※06/11/12) では友情や家族を何よりも大切にしているのは明らかです。しかも月は徐々に理想を見失っていき、自分自身のプロパガンダに取り込まれてしまい、自分は正義をもたらしているんだと確信してしまいました。 月は自身が神、あるいは少なくとも自分の行為が優越なる存在に赦されていると考え、自分の行為の偽善が見えていなかった。 一方、ルルーシュは復讐以外に突き動かされて自分を惑わすことはありません。彼の動機は純粋に感情的なものであり、合理的なものじゃないんです。だからルルーシュは優れた戦略家であり人を使うのが上手いのですが、感情的な傾倒がどうしても伴ってしまう。それに月は自分だけを頼みにしていますが、ルルーシュは人に信頼を置き、他人に協力して信頼を得ることを厭いません。 例えばスザク救出では、カレンが大事な時に冷静さを保ち、ゼロならやれるという彼女の信頼と真の忠誠が必要でした。ルルーシュがカレンを信じなかったら、彼の奇策も上手くいかなかったでしょう。月とは異なり、ルルーシュの信奉者は盲目的に従っているわけじゃなく、信頼を得られるよう働きかける必要があったんです。 ルルーシュには自分以外に信頼を寄せる必要があります、そしてイデオロギーのために戦うのではなく復讐に駆られての行動は、月にはない人間性を加味していますね。― オユキ ― (USA 女性) ■ルルーシュは日本を解放することに関心がない。彼はブリタニアを壊すために日本を利用したいだけ。ダディ・イシューズ (※ Daddy issues:父親との関係が悪かったり疎遠だったりした影響で、人や異性との関係に問題があること) をただ解決するために、何千もの罪なき者を犠牲にする一人の子供でしかない。 ルルーシュは「ナナリーが幸せに暮らせる世界を創りたい」と言っているが、自らを欺いている。ナナリーは彼と一緒に暮らしていてすでに幸福だった、とりわけルルーシュが彼女から離れるようになりユフィを殺す以前はね。(中略) ルルーシュが日本にもたらしているものは、一人の10代外国人のエディプス的な怨恨のせいで戦うという、誤りに基づいた選択だな。 (※夜神 月との比較) ルルーシュは道に迷った。少なくとも月は「神」として創りたい「新しい世界」を見失うことはない。そのせいで彼には飽きがこない。月がいかに多くの罪なき者を犠牲にするとしてもね。ルルーシュは復讐したいだけ。そんなのは退屈であり、復讐のため罪もない皆を犠牲にする点でより卑劣といえる。―マイク・アバンド (フィリピン 男性) ― ■Re:>ルルーシュは道に迷った。 彼には4つの目的があります。 1、ブリタニア帝国の危険性からナナリーを守る。 2、父親の思想をたたきのめす。 3、母の殺害の真相を究明する。 4、好むと好まざるとにかかわらず (彼が不平を言ってるのは見掛けないけど)、C.C.の望みは何であれ叶えてやるつもり。 彼がやっていること。 1、帝国に見つかってしまうという、その一切の脅威からナナリーを守るため、帝国そのものに挑む覚悟。 2、父親の思想を粉砕するため、その思想の全ての信奉者すなわち皇族を倒さなければならない。 3、母の殺害の真相を究明するため、しかるべき人物すなわち異母姉と異母兄に問わねばならない。そのためには彼らの軍を踏み越えて行く必要がある。 4、C.C.に不満はない、彼女が望むものなら何でもルルーシュが請け負っている。 どうです、「道に迷った」と言えます? >ルルーシュは復讐したいだけ。 この発言について何が気に入らないかじっくり考えていました…で、それが「だけ」という単語であると気付きました。復讐だけじゃないんです、ルルーシュは世界から父親の思想を取り除きたいと思っているんですよ。― カオス2フローズン (シンガポール 18歳 男性) ― ■ルルーシュがしていることは実際に正しいと思う。『DEATH NOTE』を最近観終えたんですが、月がやったことの正否に関する問題で非常に優れた議論がありますね。しかしそれは『DEATH NOTE』の設定が今日の現代社会だからでした。しかし『コードギアス』の設定は、ブリタニアが最強の超大国であり、すでに世界の1/3を占め、なお拡大している世界です。ルルーシュがしていることが正しくないと思う人達に対しては、自国が無理やり侵略され植民地化される経験をしてみたら、としか言えませんね。 私の国は植民地化されたことがあるため、私自身そう言えます。うちの家族の祖先の大半は、国を植民地化し権力を握る傲慢な他国により荒廃の憂き目に遇いました。国の規範は失われ、人々は社会の中で見捨てられました。実際非常に過酷であり、唯一の打開策は国の自由を求め闘争に転じることなんです。権利と家を奪い取られて、個人の自由だけじゃなく国のために命懸けで戦うことが間違っていると本当に言えるのでしょうか? スザクの信念に耳を傾けてみましょう。利己的で強権な専制君主の下にあるブリタニ アのような強国が、スザクの信念を受け入れると思います? もちろんそんなことはありえません。唯一の解決策はそのような国家を倒すことです。 (中略) ルルーシュが反逆しないなら、平和と自由は決して得られません。専制と抑圧の世界でしかないのです。― アニメクリティック ― Random Curiosity、Tsubasa Forums、RumblingRoze's Blog、AnimeSuki Forums より |
間違った方法で手に入れた結果に、価値は無いと思うから |
■うーん、ただ単にスザクには嫌気がさすだけなんだけど。18話を観た皆の反応から察するに、この話を観た後では憎しみに変わってしまうかもしれない。スザクを嫌う理由に関しては、自分の言いたいことは他の意見と同じだと思う。 1、偽善 スザクはどうやら平和を望んでいるようだが、それにもかかわらず軍で戦う。故に彼は偽善者だ。スザクによれば、ゼロの行為は間違っているという。しかしスザク、少なくとも彼が支えるブリタニアの政治体制は全く同じことをしているんじゃないのか? そうだな、ルルーシュが同様に偽善者ともいえることは承知している。自分がとがめる父と全く同じことをしているのだから。しかしルルーシュの父に対する見方は変わったのかもしれない、今やもう彼の行動は信条に反するものじゃない。 いずれにしても、ルルーシュが偽善者だからといって、スザクが偽善者であるという事実が薄れてなくなるわけではない。 2、スザクのスタンスは脆弱 スザクの論法は、ブリタニアが勝つならそれでもう人殺しはなくなるだろうということ。彼は事実を直視するのを避けている。ブリタニアは明らかに拡張主義的な帝国だ。10年で7カ国を征服した。(日本はエリア11で、コーネリアがエリア18と呼ぶ砂漠の国を征服する描写があった) 日本の鎮圧後も、さらに多くの戦争がある。たとえブリタニアがどうにか全世界を征服したとしても、依然として人殺しは終らないだろう。民衆は反乱を起こし続ける。 ゼロが主役ではあるけれど決して唯一の革命家ではない。ルルーシュが介入する以前から他にも多数のテロリストグループが存在していた。反抗/反乱がいずれ治まるにせよ、どれだけの時間がかかるというのか? 計算してみればいいが、ブリタニアの世界征服を支援することは、ゼロの革命を支援するより、結果的にはるかに多くの死を招くだろう。 もちろん、スザクは世界がただ一国になった場合、もう戦争はなくなると考えているのかもしれない。ブリタニアが倒れれば、その結果各国は再び互いに戦争を始めるというわけだ。しかしスザクはそこまで考えているようには見えない。 3、スザクの信念は脆弱 これを裏付ける確かな証拠なんてものはない。全くの直感だと思う。スザクは自身の行動に全く確信が持てていないようだ。彼がしてきた全ては、父の死の正当化にあるように見える。スザクはゼロの姿勢を理解しているようだが、それでも支持しないのは、父を殺害したことが無に帰してしまうからだ。 4、スザクの歩みは時間がかかる、もしくは事実上無理 スザクはブリタニアの政治体制を変えようとしているとも主張しているが、実際少しは進展したのか? 他に影響を及ぼすためには、地位と身分を向上させる必要があるが、これまでのところ唯一の進展といえば騎士になっていること。それは現状を変えるには十分だと言えるだろうか? そうは思えない。それに彼の昇格は運あればこそだった。 スザクに対する差別は信じられないほどであり、故に彼の戦闘での努力にもかかわらず、誰一人として認める者などいなかったようだ。藤堂の脱獄時にランスロットのコックピットが剥き出しになるような事がなかったら、ナイトメアの中にイレヴンがいるとは誰も知らなかっただろう。最善はユーフェミア皇女を支えること。彼女は彼の意見に共感しているようだからね。 まぁ、スザクの歩みをあまり軽視すべきじゃなかったのかもしれない。しかしルルーシュがなんとか自身の私設軍まで立ち上げ、コーネリアと対等に戦っているのに比べると、スザクはカタツムリのペースで動いているように見えるな。― fg109 ― ■(※20話を観て) スザクは私にとっては単なる売国奴ですね、侵略者に手を貸しているわけですから。たった一人の軍人が全帝国を変えることが可能で、日本の再建に寄与できると思っている。故に彼は非常に無邪気であると言えます。ブリタニア軍の立場に立つことで、多くの日本人が苦しみ、毎日死ぬことを考慮に入れていません。 基本的にスザクには戦う理由がありません。ルルーシュの組織のどのメンバーも、帝国と戦う理由や日本を解放する理由があります。例えば、ルルーシュ ― 母の殺害事件。カレン ― 日本人としての屈辱感。スザクは帝国と戦うことは間違いだと言い続けています。帝国との戦いは無意味であり、時機を待つべきだと考えているからです。しかし、しかるべき時が来るまでどれだけの日本人が死ぬというのでしょう。スザクのは独りよがりな考えですよ。 みんなの大半はアメリカやイギリスに住んでいて、占領に関してはよく分からないと思う。私はポーランドに住んでいるのですが、この国は幾度となくロシアやドイツに占領されました。占領下のポーランドでは、常に二つの党派が存在しました。第一の党派は、ポーランド人の自由をより獲得することを願って侵略者に協力しました。第二の党派は、侵略者と戦い打倒しポーランドの再建を成し遂げたいと思った。常に正しいのは第二の党派でした。侵略者との協力は無意味であり、彼らは平等の権利でポーランド人を扱いませんでした。 ポーランド史のこのあたりに関しては多くの書物があり、ポーランドの歴史についてちょっと目を通して下されば幸いです。 *Partitions of Poland ― 必読 ― *About Kos'ciuszko, one of the gratest hero of Poland. ― コシューシコ(※ポーランドの悲劇の英雄で軍人、愛国者) は少しルルーシュに似てますね。― *Kos'ciuszko Uprising このアニメを真面目にとらえ過ぎていると自覚していますが、ポーランド分割時の状況は、このアニメの日本の状況と非常に似ているんです。私にとってスザクの行動は理解し難いものですね。 ―ザーナー (ポーランド 男性) ― ■たとえスザクが復讐のためにゼロを殺すことになっても、彼は自分の信念を貫いていくかもしれない。スザクは自分を嫌っているが、ゼロを殺しても耐えていけるよ。7年間、自己嫌悪していたことを考えればね。でもより重要なのはスザクのやり方だ。(中略) 僕は恐らくスザクのやり方を支持するだろうな。目下 (※23話) 道を踏み外しているとしてもね。僕はユフィを殺害したルルを許してやってもいいが、ユフィの名を騙ってやったことは決して許さない。ルルはたやすく自分を悪人に見せることだってできたはず。ユフィに罪を被せたことで、確かにルルの素性が日本人に漏れる恐れは少なくなったわけだ。(中略) ルルーシュやスザクの行為を判断する前に、ブリタニアと同じくらいひどかった自分の国、アメリカ (このフォーラムの大半の人はそう) を見てみよう。アメリカ人の食べ物、飲み物、その笑顔は自国の不当な行為の結果だよ。間違ったことをしてきたんだ。ネイティブ・アメリカンやハワイアンを殺してばかりというわけじゃないけどね。我々は平等に彼らを扱わないできたが、時とともに憎しみは消えていくもの。 インディアンが目にする全ての白人を嫌うわけじゃないし、父が僕と同じ年の頃、多くのハワイアンから罵られたみたいに、白人という理由で僕までそんな目に遭うわけじゃない。ほらね、一方の世代が交代すれば、もう一方の現世代も憎む理由がなくなるもんさ。 スザクは自国が尊大なプライドを捨てることを常に願い、国籍や敗戦国ということじゃなく、全ての日本人を個人として考えている。彼は日本に背を向けた行為をやったと言われる。スザクは自分なりの日本人になろうとして、日本に背を向けたんだよ。― ヴェリック327 (USA 18歳 男性) ― Memento、gg forums kthx、AnimeSuki Forums より |
あ・・・!ピザ・・・ |
■ピザハットの新たな公式マスコットである。チーズ君抱き枕を抱きしめるのに、どんだけピザハットのスタンプ貯めたんだよ? ― W-ジェネラル (台湾・台中 21歳 男性) ― ■C.C.、最大の謎。C.C.が一体どうやって太らずにあんなに沢山ピザを食えるか、サンライズが明かす気はないのは確かだな。P.S. 3体のチーズ君と引き換えてもらうのに、一体何枚のピザを要するんだろ? ― Pracharat (中国・深川 男性) ― ■ (※23話を観て) C.C.の振る舞いがとてもよそよそしくて、打算的だと感じました。ルルーシュが一番弱って混乱しているときにサッとやって来て、唯一彼との関係の足場を固めてしまう。ルルーシュに力を与えた時点で、彼が世界から切り離され独りきりになることは、C.C.には分かっていました。これはあくまで彼女のより大いなる計画の一部だと思わせますね。ルルーシュは死ぬことを許されません。彼女の計画を進めるには必要ですから。でも彼への愛情があるのか考えものですよ。 一旦ルルーシュが契約を果たせば、マオがそうだったように始末してしまう可能性が高いのではないでしょうか。― オユキ ― (USA 女性) ■ Re:う〜ん、私はC.C.がそれよりずっと思いやりがあると思いますよ。一つには、明らかに彼女はマオを気遣うそぶりを示しました。マオは契約を果たさなかったわけで、彼女は始末なんかしませんでした。それどころかマオに普通の生活の機会を与えるべく、命を奪う代わりに彼のもとを去った。残念ながらもう手遅れでしたけど。 マオが戻って来てルルーシュの脅威となったので殺すしかなかったんです。マオは彼女を撃ちチェーンソーで切り刻もうとしたのに、C.C.はルルーシュに彼を殺してほしくなかった。マオと話したいと思ったんです。言うまでもないことですが、マオを撃つ前に好きだったと言ったじゃないですか。嘘だったにせよ、マオを気の毒にも思わないなら、彼が死ぬ前に慰めの言葉をかける必要なんてないんじゃないですか? C.C.はルルーシュに愛情を覚えていると思う。 洞窟の出来事がありましたよね? 再契約はどうです? それにルルーシュが独りきりで苦しむのが、彼女にとってそんなに幸せとも思えませんね。ルルーシュが悪魔と契約したと言う際、ちょっとC.C.の顔と表情が見てとれますが、控えめに言ってもとても悲しげです。 そして通路のシーン。「そんなことはない… 喜んでいるさ、私は。あぁ優しさなんか忘れてしまったんだよ、マリアンヌ」。GG (※ファンサブグループ) はこう翻訳してます。「That's not true. I'm happy. Yes. I had completely forgotten what kindness was, Marianne.」。私はこう解釈しました。ルルーシュのことを心配し、起こっていることを悔いているじゃないかと、それとなくマリアンヌがC.C.に聞く。彼女は否定しこのような事態になったのを喜んでいると答える。 マリアンヌは、C.C.が優しさを忘れてしまい非情になっていると言い、C.C.は認める。 但しこれは意見が分かれるところです。声を聞いているとC.C.自身、ルルーシュがこうなってよかったとは思っていないような、ある悲しみのトーンが混じっています。マリアンヌが言ったことに対し「そんなことはない…」とどうして否定したのか。(恐らく悲しみを感じながら) 悲しみのそぶりを見せていなかったにしても、マリアンヌはC.C.の心の動きにかなり敏感なようです。(というのも12話で、C.C.がシャーリーにジェラシーを感じていると見なしていますから) C.C.がこういう事態を本当に悔いているなら、私はその気持ちが理解できますね。ルルーシュをずっと利用していたのなら、第2シーズンでその埋め合わせをすることになりそうですが。 ところで私は、彼女を聖者のようにしようとしている訳じゃありませんが、正直言ってC.C.が本当に好きなんです。だから好意的に解釈してしまう。結局、私達はC.C.の側の話すらまだ知らないわけです。彼女の願いの重大性とは何なのか? どれほど大切なものなのか? 何回契約を成立させてきたのか、全部失敗したのか? ルルーシュはすでに契約しており、まさに彼女の願いを叶える者かもしれません。メインプロットの一つですから、そうなるのはまず間違いないところかな。― カンキ (女性) ― AnimeMusicVideos.org Forum、AnimeSuki Forums、Code Geass Community Forums より |
行政特区日本を設立することを宣言致します |
Re:ホントにそう思います? 冗談ですよね。この政策が絶対失敗する理由を説明させてください…。ユーフェミアの考えはとんでもないものですよ。皆にこれまでの侵略を忘れて下さいと言っている訳ですから。上手くいくはずがありません。国の自尊心とは半端なものではなく、それ故一応の合意などあり得ないんです。ルルーシュは実の父親にずっと道具として扱われてきて (言うまでもなく彼は追放された身の上です)、怒りがあるのは当然です。 打倒ブリタニアは父に対する彼個人の復讐であるかもしれませんが、イレヴンは合意を甘んじて受け入れることなんてできないし、これまでの侵略を忘れることなどできやしません。 私の思い違いだと思います? この社会の歴史にちょっと目を向けて下さい。これに当てはまる好例は韓国と日本の関係です。両国の関係が十分な証しといえます。韓国人として私は、韓国のベビーブーム世代 (※1955〜63年生まれ) の日本人に対するゾッとするような激しい憎悪を見てきました。2年前に行われたワールド・ベースボール・クラシックの準決勝は、日本と韓国との試合でした。憎しみのあまり、重苦しい緊迫した雰囲気が漂っていましたね。 ユーフェミアに関する問題は、様々な事実も収集しないで、少々世間を知らなすぎること。この宣言は彼女もルルーシュも幸せにするという思いに基づいているだけです。占領下で現状が元に戻ることは決してありえません… 絶対に。変化は避けられません… それともこう言った方がいいのかな、hitsuzenだと。― キョウヤ (韓国) ― ■ユーフェミアが初めて登場したとき、あまり好きじゃなかった。お決まりの心優しいお姫さまのように思えたんです。確かに19話までは好みのタイプじゃなくて、作品の他の女性ほど素敵じゃないと思ったな。それから19話の出来事があり、ちょっと好きになり始め、その後20話の安っぽい展開と21話の特区の宣言でイライラして元に戻ってしまいました。 ところがね、22話はユーフェミアをルルーシュに次ぐ2番目に大好きなキャラクターにしてくれて、彼女に対する愛情は今や計り知れないくらいですよ。ユーフェミアはよくいる無邪気でいくぶん気に障る皇女から悲劇的な、あぁ本当に忘れがたいキャラクターになりました。私は少々冷淡なところがあり、なにか観ても泣くことは滅多にないのですが、確かに22話は泣かせてくれました。とりわけ観るのが辛かったところは、命令に抗おうとして必死に殺したくないと叫ぶあの数秒間でしたね。 なんとも胸が張り裂けるようなシーン。(他のとても悲痛なシーンは、涙をこぼすルルーシュの瞳のショットでした) あぁユフィ、あなたのことを思うと心が痛いよ。― タッチダウン・ターンアラウンド (USA 女性) ― ■ユフィはとても愛すべきキャラクターでしたね。初登場の回でゲットーを視察する意欲と熱心さに惚れ込んでしまいました。天真爛漫なところも大いに魅力を感じました。天真さは後の回では苛立ちや侮蔑に近い感情になっていったけれど、いつも理由は分からないけどユフィなら許せると思っていました…。悲しいことに、またいつか会えることはもうないのですね。 ユフィは悔いなき人生を送った。その生涯は善意と誠意に満ちたものでした。すべての肌の色の人が平和に共存するより良い世界を創ろうとしたんです。人生を楽しみ、家族、とりわけルルーシュ、ナナリー、故マリアンヌをより一層愛していたことも分かりました。もう一度家族が一緒になれるよう彼女がやったことは、不思議には思いません。 また驚くべきことはルルーシュがゼロだと分かった上での態度。クロヴィスの復讐を第一に考えるような彼女ではありません。ユフィは家族に戻って来て欲しかった、たとえ腹違いの兄妹達だとしても。死すべき人など誰もいない。セオドア・ルーズベルトはかつてこう言いました。「正義と平和のどちらかを選ばねばならないなら、私は正義を選択する」。ユフィは逆に平和を選択するんじゃないのかな。 ユーフェミア・リ・ブリタニア、安らかに眠らんことを。今、より良き世界へ…あなたが思い描いたイレヴンとブリタニア人が平等に暮らせる世界に召されますように。― サイコドラゴン (アラバマ州 23歳 男性) ― Memento、Tsubasa Forums、AnimeSuki Forums より |
わたしずぅーとファンだったんですよ |
■アアァァ!! 神楽耶ってsoooooooooo CUTE!!!! あんな女の子、大好き(≧▽≦) めちゃくちゃ愛らしい! モーレツに抱きしめたいわー(≧▽≦) 最初は、寡黙で清らかな落ち着いたタイプだと思っていたけど、違ってた〜〜〜。生意気なタイプね(≧▽≦ ) Kyaaaaaaaaa!!!!!!!! 神楽耶、最高!!!!!!!! ― サファイア-パイロ (マニラ 女子大生) ― ■(※フォーラムでの神楽耶の人気ぶりを受けて) うーん、人気がありそうなのは分かるけど、どっちかというと好きじゃありません。神楽耶は普通、私の大嫌いなタイプのキャラクターですね。コーネリアのような格好いい女性の方が好み。それかミレイみたいな面白くて変テコな子。本当のところはね、ゼロが神楽耶のことを全く相手にしなかったとき、笑っちゃったな。それに私見ですけどC.C.の方がルーシュにずっと相応しいよ。 >Re:この方、きっと女の子ですね。知ってる女の子の大半はmoeを毛嫌いしているし。彼女らは男っぽくて強くてクール、面白そうな女性キャラは好きだけど、moeや愛らしいキャラは好きじゃない。女の子達は13歳までかわいいのが好きで、その後は子供ができるまでかわいいのは嫌いになる。(その後また好きになる) 神楽耶はまさに愛らしくてmoeだった。でこの方もそうなんだろうと。― フィリップ72 (男性) ― えぇ、私は女の子です(^^) このタイプのキャラってホント我慢できないの。なんか嫌気がさしてしょうがないのよね。でも好きになるキャラはなにも格好いい軍人である必要はありません。ユフィを好きになりかけていたし、彼女はタフな軍人というわけでもないし。ユフィはむしろ衝動的で世間知らずです。でもとても愛らしくて親切でもあったわね。『ガンダムSEED』のラクスも実際好きでしたよ。 でもね、なんか神楽耶はイライラさせるの。同じようなことをシャーリーに対しても感じたな (シャーリー&マオ編の後では嫌いというより可哀想だと思うようになったけど)。『BLEACH』の織姫もそう。彼女も好きじゃない一人ね。C.C.、コーネリア、ラクシャータ、カレンの方が好み。彼女達の方がもっと面白いと思うな(^^) ― ザレム (ニューヨーク市 女性) ― Expression of Deviance、AnimeSuki Forums より |
◆ ニーナは死ぬべきか? ◆ |
*奇態な突然変異動物にレイプされるという、げにも恐ろしい死を | ||
*軍銃殺執行隊による銃殺刑 | ||
*ハドロン砲で砲殺 | ||
*やすらかにお眠り下さい | ||
*天国でニーナはユフィにお触りOKなのだ | ||
*ダメ、ニーナは死んじゃいけないよ | ||
*生き返ったユフィと一緒にその後ずっと幸せに暮らしましたとさ | ||
*ニーナがゼロと結婚する!? オーマイガッ!?? | ||
*俺にわめかんでくれ!! | ||
※『コードギアス』をファンサブしていたgg ~ kthxのフォーラムより。 |
■ニーナがナイトメアを操縦したとたんに、燃料が漏れ=自爆だろ。― UFO888 (ベトナム 男性) ― ■この外国人嫌いの子って、十字架に磔にしたいと思うな。― シルヴァーナス (イギリス) ― ■ニーナは大嫌いだー。なんかイカれたことをしでかすって!!! こういう危ないタイプって、結局スーパーサイコみたいになっちゃうもんなんだ!! (@_@) ― ラナガード (カリフォルニア州 18歳 男性) ― ■(※第12話:キョウトからの使者を観て) ニーナったら碇シンジにならい、ユフィの写真を見ながらオナニーするんですよ(@_@) アハハ、そんなもん観るなんて誰も思っていないって! 大好きなyuriアニメ (ヤミ帽) で初美を想いながらオナニーをする葉月を思い出させますね。でもまじめな話、非ヘンタイアニメでレズビアン・マスターベーション・ファンサービスを生涯どれだけ観れるものかな? あっえぇと… 文句を言ってるわけじゃないの(^^;) ファンサブまだかな!(≧▽≦) 待ち遠しかったりして…。― アヤカシ ― (USA 女性) ■弟達とシリーズを観ていたんです。でニーナが事に及ぶシーンになった際、私と弟達は全く異なる反応を示しました。私はネタバレを読んでいたので、これが起こることはもう知ってました。 一目瞭然なことに仰天しましたよ! 事前に観たYouTubeのは解像度が悪かったですからね。弟達は理解するのにちょっと時間がかかりましたけど、1分間の沈黙の後、私達みんなで大爆笑してしまった! で、それから弟達はニーナが一番大好きなキャラクターだと宣言してた! ワハハッ。今後こんなシーンがもっと含まれるのか、分からないけれど。確かに笑えるわね(^^;) ― サイコティク・テンサイ (USA 女性) ― gg forums kthx、crunchyroll.com、Tsubasa Forums より |
王の力はお前を孤独にする |
◆◆◆ stage 21:学 園 祭 宣 言 ! ◆◆◆ |
■おいおい、C.C.がどれほどピザ狂いか、みんな知ってるよな… 彼女にとっちゃあ、うまくできたピザを汚すなんて行為は犯罪だったのに!( ≧▽≦) ― デスキルズ (香港 17歳 男性) ― ■Re:スザクはあのピザを無駄にしたうかつな行為の罰として、C.C.に例のマインドレイプをされることになると思うな。― Mgz (カナダ21歳 男性) ― ■ユーフェミアの行政特区は一つの単純な理由で失敗する運命ですよ。そんなのが上手くいくなら基本的に作品は終了してしまいます。一体誰が平和的な復興や日本人とブリタニア人との有益な連帯など観たいと思うのでしょうか? (中略) 気付いたなら彼女の宣言に歓呼したのは日本人だけでした。ユーフェミアは(※ゲットーの視察の) 記憶を忘れずに、日本人も平等だと考える唯一のブリタニア人です。発表を受け、学生の誰もがあまりいい顔をしなかった。要は、南アフリカのアパルトヘイトを考えて下さい。少数の人種差別的な白人が、黒人が大多数を占める国を動かす。どんな小さな既得権であろうとも、底辺層に渡すことには不賛成なものです。特区に入ろうとするブリタニア人が一人もいないのは、ほぼ確実でしょう。― ワーウルフ ― ■確かに、平和を保ち戦争をしないという理念は好ましいが、戦争や対立は実際には避けられない時がある。ある“事柄”は他人から与えられるものじゃない。自由、自尊心、正義を取り戻すため、今や日本人が戦って殺さねばならないように、何かを得るために血と汗を流さなければならない場合もある。これは再度、歴史および道徳哲学科の学生の議論にもなりうるすぐれた命題だね。 (※ユーフェミアの) こういう区域の構想にルルーシュ/ゼロは反対のようだが、その理由がどうであれそのような区域の開発は、黒の騎士団が彼ら自身の独立国家を宣言するよりも多くの不利益をもたらす。ユーフェミアの考えがどうしてそんなにひどいかについては、(※他の意見の日本と韓国の関係などに) 大部分の点で同意するよ。似たようなわだかまりが、中国人と日本人の間にも存在することも付け加えたい。 そう、この区域はブリタニアにより設置され、与え奪い取ることができるもの。戦って得るものだけが、誰かに奪い取られないものだ。このシリーズの“真のヒーロー”は今までも、そしてこれからもルルーシュだが、ではなぜ『反逆のルルーシュ』とも呼ばれているのか。ヒーローは必ずしも正義や公正である必要はない。時折、英雄は日本の歴史では“悪”であり、織田信長、豊臣秀吉、徳川はみな“英雄”であると見なされているが、一方で歴史は彼らの多くの非英雄的行為も記録してきたのだ。 世の中の現世代が平和を語る際、本当にその概念を理解しているのだろうか? それとももう紛争さえなければ、どんな形の平和であれ望んでいるのだろうか? 忘れないでほしい、平和は真のユートピアの形になりうるし、自由のため戦うよりむしろ膝を折って生きるなら服従の形にもなってしまうものだ。現世代にはもはや信じる物のために立ち上がる意志などなく、いかなる形の平和や決議であれ、受け入れた方がましだと聞こえてしょうがない。快適な毎日が妨げられない限り、他のどこかで他人に何が起ころうが気にもしないよう思える。 ― ノヴァン (イギリス 男性) ― |
◆◆◆ stage 22:血染め の ユフィ◆◆◆ |
■ウッキャ〜!なんてことを、富野がこのエピソードの制作に係わっていたって信じてしまいそう!! 間違いなく2006年秋〜2007年全体のベストエピソード。もう50回も観てしまいましたよ。― シルヴァーナ・ベネディッティ(イタリア 16歳 女性) ― ■ウェルカム・トゥ・トーキョー、不肖、私めがお客様方のツアーガイドを担当させて頂きます。この素敵な国はブリタニア人にエリア11と呼ばれており、50フィート(※15.24m) にも達する巨大ロボットには運転免許が必要なく、少年達が操縦しています。また、折に触れ仮装する高校生らが、やりたいことを何でも皆様に命じますが、皆様はそのことを覚えておりません。 男性の住民は人の心を読めるようですし、女性の住民は100歳以上の可能性があることをお忘れなく。16歳以下にしか見えませんがね。 Gaijinにとって幸いなことに、毎年春になると我々の副総督皇女殿下御自らが、式典を始めるべくスペシャルイベントを設けており、このイベントでは殿下が目にする生きたマザーファッキング・ジャパニーズは皆殺しとなります!!! 我らの美しいユーフェミアさまは、実際にパーティーを始めるにあたり、ちょっとした大虐殺を必要とされております。さあ、低脳下劣なろくでなしの皆さ〜ん、我が超大国ブリタニアのために血まみれの繁栄を楽しみましょう!!!!! (これ読んで滞在する気になればいいんだけど^^) ― シーカー4ライフ (ブルックリン 24歳 男性) ― ■今まで観たアニメの中で最も衝撃的かつ驚くべきエピソードを観たなぁと。そういうものを観たんだと思う。疑いの余地なく、これまでで一番途方もない予期せぬ話の展開だ。もう朝の6時だってのに、いやたまげたね。ルルーシュの計画は今や何の障害もない。黒の騎士団は日本人の唯一の擁護者だ。しかしこれは… ルルーシュは決してこんなことを望んでいなかった。誰も望んでいなかったんだ、皇帝とニーナを除いてはね。(後略) ― サムシング ― ■第22話は、触れるもの全てを黄金に変えることを望んだ王のおとぎ話/訓話を思い出させますね。王は図らずも自分の娘まで黄金に変えてしまうまで、とても満足して暮らしていたという…。― オリ (カリフォルニア州 女性) ― ■今、中国語ファンサブでもう一度このエピソードを観た。殺す命令に抗うユフィのシーンは、本当に観るのが辛くて、ほとんど泣きそうになりましたよ(T_T) 悟朗監督は鬼ですか、この部分を手掛けたとき皇帝のように笑っていたんじゃないのかな。― cf18 (台湾 男性) ― ■全く正直な話、ここ数話の『コードギアス』には感銘を受けた。一つには非常に緊張感があり内容が濃く、ストーリー全般が1秒たりとも無駄のない作りのせい。けれどもここ数話では22話に最もとらわれてしまった。 ああ見えてもルルは人間的であり優しさに脆い。そんな人の暖かみを異母妹のユーフェミアは惜しみなく彼に与える。ルルがユーフェミアにギアスをかけるつもりなのか、最終的に自問自答してみたけれど、実のところ彼がそうするとは思っていなかった。その点に関しては間違っていなかった。ユーフェミアがナナリー達や他の人達の住む場所をよくしていくため、皇位継承権の返上も厭わなかったという事実は、現実の慈善家を思い起こさせるものがある。 もちろんある意味で彼女はもっと理想的ではあるけれど。しかし… 厄介な問題は常に存在するものであり、ギアスの問題は一番不都合な時に起こってしまう。(中略) 22話で問題が生じ始めるのは、互いに大切に思う兄妹が和解した後だ。ルルのギアスは異常を来し、よりにもよって全ての日本人を殺すようユフィに絶対の命令を下す。ユフィは最初拒絶しようとするが、いや応なく厳然とルルーシュの驚愕の惨事を実行に移す。黒の騎士団にとってはかえって好都合だ。驚いたことに、必要とされる (ユフィを殺さなければならないという) 言葉を発したとき、ルルーシュは泣いていた。これこそがギアスを持つことの重荷、忌わしさ、呪いだったのだ。 そしてこのことは諸悪の根源がルルーシュ自身の父、皇帝であるという話の始まりだと思う。良い結末とするためには、エンディングに皇帝の最期が含まれていないといけない。そう願いたいものだね。皇帝が、継承者を選ぶのに子供達を互いに戦わせるという野蛮なやり方を (極めて有効ではあるが) 取ることは理解できる。優しさや親切はこの世では往々にして役に立たない、だからユーフェミアはたちどころに競争から脱落していったのだ。 これこそが『コードギアス』を『ガンダムSEED』や『ガンダムSEED DESTINY』のような他の最近のサンライズ作品より抜きん出たものにしているもの。大抵それらのシリーズにおいては、キラ・ヤマトが神であるという概念が与えられ、彼の神性の前にはどうすることもできない。 ここで疑問が生じる。自分の存在意義である唯一の目的すら実際には達成できなかったとき、ルルはどうして自らの尊大さにより判断が甘くなっていたのか自問する。いずれにしても、それはユーフェミアのおかげで達成された。だから分岐点を迎えているといえる。今後救世主になるゼロであり続け、父の打倒を目指しあらゆる重荷と痛みに耐えていくか、それともこのまま立ち止まってしまうかだ。流血はもうたくさん? 広がる悲しみは? 耐えられないほどの心の重荷を背負っていくのかい? ― フィジックス223 (フィリピン19歳 男性) ― ■ルルーシュが、虐げられた力なき者に対し重大な難題を抱えているという事実をどうして見過ごしているのかな? つまりルルーシュの正義の考えというのは、力なき者は必要とされるどんな方法を使ってでも、戦って守らなければならないというもの。力ある者は力なき者を守る責任があると考えており、その義務を怠ることは、滅菌すべきバクテリアになるということにほかならない。今のルルーシュは、身体の働きを手助けする善玉菌も、身体を害する悪玉菌も破壊する強力な抗生物質のようだ。 率直に言って、他国のいかなる仲裁の役目も好んで引き受ける者などいないわけで、生き延びるため援助を必要としている国は、寄生虫でしかない。資源や人的資源がほとんど活用されることなく援助を必要とする国だね。政府が腐敗している場合? 援助を取り止めれば民衆はたまりかねて反乱を起こし、望ましい政府を樹立するか、あるいは死亡や移住など理由はどうであれ、政府を支持する者はいなくなり確実に瓦解するだろう。 世界にこれだけ多くの残虐行為がある理由は、問題を解決するため立ち上がる指導者がいないからで、誰もが指導的国家や他の者からの援助を待つばかりだ。国は自らの問題を解決しなければならない。そうしなければ、自らの問題を解決してより強大になった国の永続的な寄生虫になってしまうだろう。 だからアメリカは現在世界一強大な国家といえる。自らの問題を解決しているからね。確かに、我々アメリカ人は独立戦争時にフランス人から援助を受けたが、それでも我々自身で戦った。次いでメキシコとのテキサス革命ではさらなる成功を収めた。この時の状況は今日の腐敗した政府を持つ多くの第三世界諸国の状況に驚くほど酷似している。南北戦争は国を二つに分けたが、我々自身で解決し他からの助けを求めなかった。 ああいう哀れな第三世界諸国では、理想主義者が自分らの問題を解決しようともしないで、いつも下手な情けない言い訳を言い続けるばかりだ。― ルナティックカオス (USA 19歳 男性) ― |
◆◆◆ stage 23:せめて哀しみとともに ◆◆◆ |
■あ〜オレンジ君、すごく可笑しかったな(≧▽≦ ) Kyahahahahha!!!!!「おはようございました (Good morning'ed!)」(≧▽≦ ) ― サファイア-パイロ (マニラ 女子大生) ― ■この話を観て言っておかなくちゃいけないと思うのは、特区は成功したと言ってユーフェミアを安心させるスザクのシーンと、ユーフェミアを残酷な殺人者扱いにして、日本解放を呼び掛けるゼロのシーンとの対比ですね。どのような観点から見ても、まったく素晴らしい出来栄でしたよ。(後略) ― ジュヴィナイルド (カリフォルニア州 19歳 男性) ― ■ナナリーからの電話…。ルルーシュの苦悩、そしてC.C.の美しくも優しい態度には無私の愛情がこもっていた。本当にルルーシュを気の毒に思ったな。無実な者に対する同情というわけじゃない。実際ルルーシュが無罪とはとても主張できないし、彼自身もそう主張しないだろう。そう、これはマオの転落を思い起こさせる。でもルルーシュにはギアスの使い手の運命を克服してほしい。契約を果たすことができればいいんだけど。 彼自身のためやナナリーのためばかりじゃなく、ほかならぬC.C.のためにもね。C.C.はよく文句を言ったり、冷淡な面もあるけど、すごく気遣ってるよ。― サムシング ― ■グス、ユフィはホントに死んじゃったの? 彼女が好きになっていたから、なんか殺さないでって願ってた。アニメが普通彼女のようなキャラは殺さないという事実にしがみついてた。でもそれも誤りだと『コードギアス』は証明しちゃった。あぁ心が苦しいよぉ…。可哀想なスザク、彼の精神的苦痛はもっと大きくなるみたい。ニーナ、本当にこの世界を核攻撃するため、より危険な知識を提供するの? ルル、私は彼のこと滅茶苦茶好きだけど、この話を観た後でもそう言えるのかなって思ってしまう。それからオレンジ君、お帰りなさい!!!! ユフィ、彼女がいなくなって本当に寂しい(ー_ー;)。o O サンライズが本当に彼女を殺したから、あと2,3人そうしてももうあまり驚かない。オレンジ、ニーナ、ヴィレッタ、コーネリアなどが心に浮かぶなあ。あっそれから、スザクがユフィの携帯を使ってルルに電話したときには、すでにルルがゼロだと知っているって、ほとんどの人は考えているみたいですね。V.V.がおそらくもうスザクに全部暴露したんでしょうね。電話することでルルの考えをただ確かめたかったんだ。 現時点では、当然最終話で壮烈な親友同士の戦いが確実に観れそう。スザクはゼロの実の正体にとても衝撃を受けているからこそ、中途半端な戦いにはしたくないのでしょう。この戦いがキラ/アスランで知られる、お涙ちょうだいなベタついたものじゃなく「血みどろ」になるのを観れそうで嬉しいな。もっとも私はスザルルfangirl (≒腐女子) なんで、次のシーズンで仲直りしてくれることを願っていますけど。今はただ、二人が戦いに赴くのを観れたら最高ね。― サイコティク・テンサイ (USA 女性) ― ■ここしばらくがっかりしていたが、22,23話はとても訴えるものがあった。あえて言い切ってしまうが、脚本家がこういうエピソードでの一級品の脚本レベルを維持するなら、今まで観た中でも有数の優れたアニメとして終わる可能性が高いよ。この二つのエピソードでは全てのことがちゃんとなされていた。ったく、ものすごいドラマに加えて、適切なユーモアさえ何とか書き込めていたな。 ルルーシュは本物のワルになったが、C.C.はあいかわらず素敵だった。他の黒の騎士団は皆よかったし、今やスザクでさえキャラクターとして好ましいと言っておかないと。スザクがついに偽善を捨てて殺す決心をしたことは素晴らしいね。 日本が間もなく黒の騎士団の手に落ちることで、第2シーズンはまさに北アメリカでの本土決戦物になりそう。とにかくすごく待ち遠しい。プロットの意外な新事実 (マリアンヌ、C.C.、V.V.)やキャラクター達、このシリーズに関する全てが目下素晴らしい。いやはや谷口は優秀な監督だな。『プラネテス』の後に続くものとして、また違ったさらなる驚きをもたらすスタイルであり、彼の正真正銘のスキルの証しといえるね。谷口はさらなる高みを見据えている。(中略) 私にとって一番いいところは、スザクとルルーシュが言葉を交わしたシーンだったと言わないといけないな。ユフィの携帯を使ったことで、スザクがもうルルーシュの正体を知ったんだと分かり、二人は敵同士になることを互いに確認した。象徴的表現もすごく良かった。電話を切った瞬間に、時計は午前零時を告げる。― ローステッドペキンダック (カリフォルニア州 男性) ― |
◆◆◆ stage 24:崩落 の ステージ & stage 25:ゼ ロ ◆◆◆ |
■*それじゃあ壊れますね* ARRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRGGGGGGGGH オーマイガッ、オーマイガッ、オーマイガッ、一体何なのこれ〜 GHAAAAAAAAAAAAAH %&$^@%@$#$%#!$!@$@#$@#%@#% 頭がおかしくなりそう〜。超最悪のタイミングで話を切っちゃったよ〜。 むちゃくちゃのめり込んでいたのに〜 (T______T) あぁ、ルルーシュってセクシー。 私にとってお話は問題なかったけど、結末で死にました。 イェーイ!!! C.C. & ルルっていいなあ。 *ここでおしまい* なんなんでしょうね、10月まで『コードギアス』の新作がないなんてェ(T_________T) ― メランコリー (USA 15歳 女性) ― ■ワオ!圧倒されるエンディング。最終話はずっと爪を噛んでいたよ(爆笑) まったくがっかりしてない、クリフハンガーな終わり方は大好きでね(笑) 第1シーズンを終える完璧なやり方だったし、待った価値は十分にあった。第2シーズンはすごいことになりそう(^^,) ― タイス129 (イリノイ州 19歳 男性) ― ■ALL HAIL ORANGE-KUN! (中略) 今まで目にした中でも断トツでものすごい展開だったなあ。永遠かと思えるくらいこの24&25話を待ってた。続きを出してくれてめちゃくちゃ嬉しいよ。― サキーブ (カリフォルニア州) ― ■アァァ Orenji-kun、Stage 24 ではすごくクールに見えました =^.^= でもそれはいいとして、スザク、ロイドのお顔にパンチを浴びせた。あのコチコチの石頭野郎!(▼▼メ) ってまあ冗談ッス(≧▽≦) あのシーンはほんと可笑しくてひどかったけどね(^^;) ― オタクベイベイ (カリフォルニア州 14歳 女性) ― ■ニーナって、ユフィにラバーペニスを付けさせて自分をレイプして欲しい、というところまで行ってるな。それくらい厄介な執着だ。レズビアンなのはまず間違いない。あぁ、彼女が嫌いだね。あのビッチ、まったくもって大嫌い。― スモーキー (オハイオ州 18歳 男性) ― ■スザクのギアスって、猫 (※アーサー) をコントロールすることなの? (笑) ― ダークデイズ (カナダ18歳 男性) ― ■ルルーシュ… ユフィの一件は嫌悪しているけど、とんでもなくサディスティックな奴なので大好き。一番気に入ったのは「ありがとう、ダールトン」のところ。もうサイコー、爆笑してしまった。ヴィレッタは信じられないな… 扇はこの作品におけるチャック・ノリスみたいになって、しぶとく生きなきゃいけないよ。― マリー (22歳) ― ■C.C.とルルーシュとの思いやりのあるやりとりはとても素敵でしたけど、それでもなお「愛情」のようには感じません… かと言って「友情」でもないし。私に言わせると、二人の関係を定義するのはすごく難しいわね。― キュートシェリー (スペイン 22歳 女性) ― ■(※ラストシーンで) 撃ったのはV.V.だったかもしれないと思う。これまでのところ島にいる者で、我々が知っている全ては以下の通り。ルルーシュ、スザク、カレン、V.V.、ナナリー。 薄明かりの聖堂にいるV.V.とナナリーがチラッと映るよね。けれどあの場所は、ルルーシュの奥に位置する思考エレベータを使って、たぶん近づきやすい所なんだろう。V.V.は間近で彼らをじっと見張ることが可能だ。さらに彼はテレポートだってできる。V.V.にも発砲した理由がある。スザクとルルーシュの二人を守るためだ。V.V.が二人を島に誘い出したとしても、どちらにも死んで欲しくないのは非常に明らか。生きてるよ。(中略) 誰が撃ったかというもう一人の候補者はナナリーだ。ムチャに聞こえるけど、最後のコマをよく考えてみたんだ。ナナリーの髪がフワッとなびいた… あれは銃が火を噴いたからじゃないの? それとも銃口をスザクかルルーシュに向けようとしている? とにかくなんでナナリーが映されるの? 単なる劇的効果のため? あるいはナナリーはギアスで黒化しているのかな? ― クイナ ― ■日本人は自分達の独立を望んでいます。帝国を内部から変えていたのでは、独立は決して取り戻せません。私は500年間、外国の支配下にあった国からおじゃましてますが、我々の独立を得る唯一の手段は戦争を通じてでした。日本人が平和的手段を採ることにするなら、徐々にもっと権利を得ていって、やがてその子孫はブリタニア人と同等になるかもしれません。 しかしそれは日本人がブリタニア社会内に同化されて、もはや日本人ではないことを意味します。それは彼らが望むものではなく、武力に訴える理由でもあるんです。― ダークロード ― ■ルルーシュは今でも個人的な復讐心を抱いているけど、専制政治に反対しているという事実は変わらない。最愛の妹が幸せな人生を送ることができるような国を再建しようとしている。ルルーシュがいなければ、反ブリタニ ア勢力は依然として小グループのテロリストだったろうから、いろんな意味で彼は日本人を手助けしたといえる。 ルルーシュが黒の騎士団をなげうったことが正しい行動だったとは言っていない。あれは実際、24&25話で目の当たりにした中で最も辛いことの一つだった。妹の拉致は彼の常軌を逸脱させ、冷静さを失わせてしまったわけではあるけど。(中略) ルルーシュが現代の英雄だと言っているわけじゃない。全くの逆。彼は人々を利用し、極めて汚い戦術を用い、そして24&25話の行動は実に悲しい思いにさせた。それでも私の意見では、ルルーシュの方がスザクよりはるかに好ましい。スザクは単に虫酸が走るだけなんだな。(中略) 自分の国、スウェーデンが専制政治の超大国によって侵略されるなら、我慢ならないだろうが、う〜ん、私が侵略者達の歓心を買うほどだとして、おそらく彼らは私の考えを、つまり我々内部から考えを変えようとするかもしれないな…。侵略を甘受させるためにね。 テロリズムは憎い… 実を言うと、この世界でこれ以上憎いものはない。だが黒の騎士団はテロリストと見なさないと言っておかなくちゃ。黒の騎士団は、ただ復讐に駆られた一人の天才 (狂人?) が多くのテロリストを募ることから始まったのだから。黒の騎士団のリー ダーに彼自身の底意があるにしても、むしろ彼らは自由のために戦い反逆しているように感じる。思うに、最後の手段として用いるべきだとしても、弾圧に対抗する唯一の手段は、暴力を通じてということもあるということ。― ミートローズ (ストックホルム 25歳 男性) ― Random Curiosity、Memento、Tsubasa Forums、AnimeSuki Forums、Expression of Deviance、Anime on DVD Forums、MyAnimeList.net Forum、Anime-Source.com Forum、Fansub TV Forum、Naruto & Bleach Mania Forums より |
当初この作品は反米/反欧米アニメではないか?という意見が上記の通り海外でも一部にあったわけですが、アメリカそのものが成立していないことが分かってトーンダウンしていき、最近ではあまり聞きませんね。それにルルーシュ (ブリアニア人だが反逆者) とスザク (日本人だが名誉ブリタニア人) の立ち位置が絶妙ですから、海外の方も、日本のナショナリズムや反米がどうとかより、純粋に物語を楽しんでいる人が多いようです。ただ今後の展開次第では風向きはどうにでも変わる可能性はあるでしょうが。 個人的にこの作品の海外からの感想で一番興味深かったのは、スザクの不人気振りですかね。海外の『コードギアス』キャラの人気投票はAnimeSuki Forumsではこんな感じで、ルル様はやっぱり人気のようなんですが、スザクの場合どの『コードギアス』関連のフォーラムでも叩く人が必ずと言っていいほどいます。もし海外でギアス・キャラの不人気投票があれば、スザクは余裕で1位になりそうな気がしますね。(因に2位はニーナではないかと) スザクが嫌われる理由は彼の項のような意見が多かったのですが、偽善者や売国奴という言葉は強烈だなと。アニメキャラにもかかわらず、現実の紛争や戦争に絡めて批判するやり方が非常に印象的でした。 もちろんこんな意見ばかりじゃなく、単に態度がウゼーとか、超人的な身体能力はなんでやねんみたいな、肩の力が抜けたものもあります。またよく『ガンダムSEED』のキラ・ヤマトとも比較されていましたね。ユーフェミアの一件でスザクはこれ迄のスタンスを捨て、今後復讐者として生きるのでしょうか? どうなるか分かりませんが、正直に生きた方が少なくとも海外のアンチファンは減る気がします^^) Google Trendsで『Death Note』『Fullmetal Alchemist』『Code Geass』『haruhi suzumiya』と列挙するとこうなり、『コードギアス』自体の海外の知名度、人気は今のところまだまだメジャーな作品には及ばないという感じですが、続編もこれまでのような質を維持できるなら、傑作の仲間入りをするかもしれません。ぜひそうなってほしいものです。 なおANNのこの記事によりますと『コードギアス』はBandai Entertainmentにライセンスされ、2008年春に米国カートゥーンネットワークのアダルトスイムチャンネルで放映予定とのこと。 コアなアニメファン以外の人も観ることになるわけですが、冒頭の地図を始め、合衆国日本とかどうするのか、ちょっと楽しみです。 近年、同局は『ガンダムSEED』『エウレカセブン』などのロボットアニメを放映してきましたが、どれもかつての『ガンダムW』ほど人気が出ていません。 はたして『コードギアス』は米国でロボットアニメの人気に再び火を付けることができるのでしょうか。 また谷口悟朗監督は米国の声優選びに関して手助けをしたとのこと。主な配役は以下の通り。 *ルルーシュ:ジョニー・ヤン・ボッシュ (トライガンのヴァッシュ、Bleachの黒崎一護役など) *スザク:ユーリ・レーヴェンタール (NARUTOのサスケ、RAVEのハル・グローリー役など) *C.C.:ケイト・ヒギンズ (NARUTOのサクラ、Fate/stay nightのセイバー役など) *カレン:カレン・ストラスマン (Bleachの砕蜂、Fate/stay nightのライダー役など) *シャーリー:エイミー・キンケード (To Heartの姫川 琴音役など) トレーラーはココやyoutubeで観れます。 Toon Zone、Anime on DVD、ANNなどのフォーラムの評判としては、C.C.は合っているんじゃないのか(トレーラーのナレーションの声らしい)、スザクは印象的、ルルは一言だけでようわからん、ブリティッシュアクセントのキャラがいるみたいなど。しかしこのトレーラー、冒頭の地図や虐殺シーンもあったりしてもうブリタニア、完璧なワルモノですね^^) まぁ議論を呼ぶぐらいには米国で盛り上がって欲しいものです。 [07/4/20 更新 ※07/8/5に24&25話の感想を追加] |
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