立山黒部アルペンルート
室堂〜弥陀ヶ原〜美女平)スキーツーリング   
 
日 時 2001年4月28日 晴れ時々曇りのち雪または雨
ルート 室堂(2400m)〜弥陀ヶ原(1930m)〜美女平駅(973m)

ルートマップ1:室堂〜弥陀ヶ原
ルートマップ2:弥陀ヶ原〜美女平1
ルートマップ3:弥陀ヶ原〜美女平2

コースタイム 室堂〜弥陀ヶ原  2時間程度
弥陀ヶ原〜美女平 3時間程度
メンバー 青山、増矢
滑降の標高差 1427m
公共機関 GW近くになると立山黒部アルペンルートの各種交通機関が利用可能となる。
レポート 青山

前日

 新宿から急行アルプスで信濃大町駅へ到着。ここから、路線バス、トロリーバス、ケーブルカーなどなどあらゆる交通機関に乗り込み
室堂バスターミナルへ到着。異常に交通費が高いのに加え、スキー板、ザックの料金まで取られる。
納得がいかないが、観光地であるためあきらめる。

 室堂平は吹雪である。里は春だが立山の山は、まだ真冬なのだ。室堂平の山小屋に着いたのは午後2時頃。
まだ山のシーズンで無いのでガラガラだ。夜行列車の疲れもありそのまま熟睡してしまう。

室堂〜弥陀ヶ原 8時→10時

 天気はまずまずだ。曇っているがたまに日がさす。室堂平バスターミナルの北側から弥陀ヶ原をめざす。
この年は雪が多かったらしく、雪の回廊の壁の高さは10mはある。ここに落ちたら、大怪我ではすまないので多少道路から離れて
滑降を始める。

 弥陀ヶ原までは、道路におおむね平行に、立山高原ホテルをめざして進もう。
ここは大きくルートを外さなければどこを滑っても大丈夫だと思われる。立山高原ホテルを出ると進行方向右側がちょっとした崖に
なっている。また左は雪の回廊の道路が走っており、狭い地帯を慎重に進む必要がある。
 ここの狭間を過ぎると視界が広くなり、進路を南にとり、弥陀ヶ原ホテルを目指す。この先しばらくは気持ちよい下りである。
しかし弥陀ヶ原ホテルの手前で大きな谷がある。ここはなるべく浅いところを選び渡る。谷を過ぎると弥陀ヶ原ホテルまではほぼ平地となるので、なかなかホテルに到着しない。
 ホテルに到着したら、この先、美女平までは店や路線バスのバス停などはないので、必要なものはここでそろえておこう。
私は、この先のコースよりもここまでのコースがお勧めだと思う。なお、当然のことであるが、いくら観光地といえども
ここは標高の高い山であるので天候は変わりやすい。視界が悪いとき、天気が悪いときは絶対にやめたほうが良いと思う。

弥陀ヶ原〜美女平 11時→14時

我々は弥陀ヶ原ホテルで小休止のあと引き続き、美女平を目指した。

 弥陀ヶ原では視界が開けたところをダイナミックに滑るという感じだが、八郎坂付近から先は、森の中を行くことになり、
道はあまり良いとは言えず、また登りなどもあるので、結構疲れる。しかも標高が下がるに連れて雪質が悪くなる。

 八郎坂のあたりから右手が崖になる。崖の底ははるか下だ。あまり近づかないようにする。このあたりで道路も接近してきて、
滝見台の付近までは道路沿いを滑る。この先さらに狭くなってくるので、滑りずらくなってきたら迷わずスキーを脱いで道路を歩こう。

 しばらく歩き、ガイドブックでは再び道路の右手を滑るように書いてあったが、我々は地図を見る限りいけそうなので道路の南側の森の中に入ることにした。このあたりから雪が雨に変わり、だんだんだるくなってくる。疲れた頃にようやくケーブルカーの美女平駅に到着した。美女平の駅では団体客でケーブルカーになかなか乗れないことがあるので注意が必要である。

 なお、八郎坂付近より先は、初心者にはちょっと辛いような山道である。初心者は室堂〜弥陀ヶ原でやめることを勧める。

(終わり)

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