【大紀元日本4月11日】ベトナム・ハノイ警察は、今年2月に逮捕した嬰児密売グループ4人が、わずか半年の間に30人の嬰児を中国に密売していたことを明らかにした。
報道によると、現地警察は今年2月、2人の嬰児を国外に密売しようとしていた4人のグループを逮捕した。ベトナム当局はさらに、密売に関わっていた3人の容疑者を拘束。現在警察はこの事件に関連する人物の追跡調査を行っている。拘束されたグループの中には、8カ月になる妊婦もおり、出産後、子供を売ることに同意していたという。
ハノイ警察によれば、07年7月から08年1月までの間に、密売グループは嬰児30人を中国へ密売していたという。密売された嬰児のほとんどは新生児。妊婦や嬰児は、ベトナムの農村に住む貧しい家族から探してくるという。嬰児は、一人当たり700万ドン(440米ドル)から2000万ドンで売り渡され、通常は男児の方が高値で売られるという。
今回逮捕された密売グループは以前から活動していたことから、今までに密売された嬰児の数は更に多いだろうとベトナム当局の関係者は話している。
(翻訳・坂本/編集・田中)
(08/04/11 09:56)
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