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カナダ漁業海洋相、シー・シェパードは「資金提供者にたかる金食いペテン師」

  • 2008年04月13日 14:58 発信地:モントリオール/カナダ
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2008年4月4日、セントローレンス(Saint Lawrence)湾・サンピエール(Saint-Pierre)島で写真撮影に応じるシー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)のポール・ワトソン(Paul Watson)代表。(c)AFP/JEAN-CHRISTOPHE LESPAGNOL

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【4月13日 AFP】カナダ沿岸警備隊は12日、アザラシの捕獲に反対する動物愛護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」が所有する船舶Farley Mowat号を拿捕(だほ)した。ロヨラ・ハーン(Loyola Hearn)漁業海洋相が同日発表した。シー・シェパード側は、「戦争行為」だとして反発している。

 ハーン漁業海洋相は、「カナダ政府は、アザラシの商業捕獲に従事する国民の安全と生計を守るため、海洋哺乳類保護法違反の疑いのあるFarley Mowat号を強制捜査し、船長と一等航海士を逮捕した」と発表した。

 これに対しシー・シェパード側は、Farley Mowat号がカナダ東部・セントローレンス(Saint Lawrence)湾内の公海上で突然カナダ沿岸警備隊所属の砕氷船2隻に攻撃されたと主張した。

 シー・シェパードのポール・ワトソン(Paul Watson)代表は、「これは戦争行為に当たる。カナダ政府は公海上でオランダ国籍の同船に武装部隊を送り込み、これを捕獲した」と述べ反発を強めている。

 ハーン漁業海洋相は、Farley Mowat号の拿捕がカナダ領海内だったと明言し、シー・シェパードについて、「資金提供者にたかる金食いペテン師の集まり」だと反論した。

 ワトソン代表によると、今回のFarley Mowat号の役割は、欧州で広がりを見せつつあるアザラシ製品の輸入禁止への機運を後押しするため、アザラシ捕獲に伴う残虐性の証拠を集めることだったという。(c)AFP

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