B型肝炎訴訟の弁護団は12日、全国会議を開き、来月から全国11の地裁で順次、集団訴訟を起こす方針を確認した。
この裁判は、B型肝炎の患者らが、予防接種での注射器の使い回しによってB型肝炎ウイルスに感染したとして、使い回しを放置した国に損害賠償を求めているもので、先月、札幌で第1次の提訴が行われた。弁護団の下には全国から相談が相次いでいて、来月30日に札幌の第2次提訴と福岡の提訴を行い、ほかの地域でも準備が整い次第、提訴するという。
弁護団では全国の原告数は数百人に上るとみていて、薬害C型肝炎に続いて全国規模の集団訴訟に発展する見通しとなった。
(04/13 01:20)