2008年4月12日 20時40分更新
福岡市の大濠公園で12日、釣り糸を飲み込んだと見られるカワウが見つかりました。
12日午前11時ごろ福岡市中央区の大濠公園にある池に浮かぶ小島で、釣り糸と見られる糸で木の枝に絡まり羽をばたつかせているカワウを野鳥の観察に来ていた人たちが見つけました。
カワウは釣り糸を飲み込んでいると見られ、連絡を受けた公園管理事務所の人がボートで島に近づき高ばさみで糸を切ると、カワウは逃げました。
カワウはその後、池の中を泳ぐなどして、管理事務所の人が網で捕獲しようとしましたが、捕まえられなかったとということです。
日本野鳥の会福岡支部の森健児さんは、「のどに針が刺さったままだと、餌を食べることが出来ず、餓死するのではないか。以前にも同様のことがあり、釣り人は糸を残さないようにマナーを守って欲しい」と話していました。