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トップページ【政治】小沢一郎が仕掛けた「日銀総裁人事」

【政治】

2008年04月11日

 
 小沢一郎が仕掛けたとされる「日銀総裁人事」だが、
 民主党の若手議員にきいてみた。

「我々は頑なに財務省出身はダメだといっているわけではない。財務省の主流の天下りはダメだということなんです。
 つまり主計局ー事務次官経験者が日銀総裁に天下るという構造をつぶしたいということです。
 黒田、渡辺元財務官は国際金融全般に広い知識もあり有能な人たちだ。だからこの2人なら別に問題はないと思っているんです。
 今回、内閣が出した人事案なら若手も幹事長も『いいんじゃないか』と言っていた。
 ところが、小沢代表が
『財金分離の考えからすると財務省出身は一切ダメだ』と横槍を入れてきたんです。
 小沢代表は福田総理が最初に出してきた武藤総裁人事に内々でOKを出していた。それを若手から『日銀総裁は財金分離で大蔵省支配を排除すべきだ』という声に押され、武藤総裁案が参議院で否決された。
 その後の田波案も主計局ー事務次官ということで否決。
 今度の白川昇格ー渡辺副総裁案には小沢代表が駄々子のように『財務省』はダメといっているだけ。
 鳩山幹事長は『個人的にはいいと思うんだが、代表の意見は重い』と前言を翻したし、菅直人代表代行は沈黙し何も意見を言わない。
 輿石東参議院議員会長は何も考えず『イケイケドンドン』
 そんな中で4月7日、山岡賢次国会対策委員長が渡辺宅へ電話した。渡辺氏は不在だったので山岡国対委員長は
『民主党はあなたの副総裁就任に不同意だ。出来れば副総裁人事から降りてほしい』と留守電に吹き込んだそうです。
 それを自民党議員にバラされてしまった。国対委員長としては大失態ですよ。
 山岡国対委員長は日銀問題で武藤総裁で大丈夫などと官邸筋に了承を与えてまず失敗。その次の田波案でも失態をさらした。
 小沢代表は『こんなやつに任せられない』と日銀人事問題は鳩山由起夫幹事長の管轄に移されたんです。功をあせった山岡国対委員長が『小沢代表の意向を受けた』と先走りして動いた。山岡さんは後先考えずに余計なことをよくやるんです。
 今回も『留守電問題』を引き起こし世間に恥をさらしたというわけです。
 それはともかくガソリン税、日銀総裁、年金などの問題をすべて政局ー解散に結び付けようとする小沢代表には党内から批判が噴出してくるんじゃないでしょうか」

 別の民主党若手議員。

「小沢さんは人事検討小委員会に出席していたが腕組みをしながら一言も話さない。そのくせ委員会全般の意見を無視して自分のわがままを通してしまう。世界の金融問題より政局の方が大事なのか」

 造反した渡辺秀央議員

「政府案に賛成しました。専門部会の99%は総裁副総裁ともに同意、人事委員会の方でもほとんどそういう考え方が底辺にあって、執行部というか委員会の責任者に一任をしたわけです。それが党の執行部というところでまったく組織の中の考え方を無視して政局がらみの判断をした」

「(党の)分裂というような大げさなことはでないですよ。今の民主党にそれだけのエネルギーはない。それも全部承知済みであえて一石を投じたということです」

「今民主党の党員だもん。僕は。しかも輿石君に処分はいかようにも受けるから、事前に通告しています」

「(山岡国対委員長が渡辺氏に電話した件)まだ党内で意見が集約される前にまるで参議院の120人を木偶の坊のように扱うのと同じだな、あの行為は。極めて品性下劣であると同時に極めて見識のない政治行動であるな。政治行動だとするなら極めて遺憾ですね。非常に恥ずかしいね。同じ党にいる人間としては非常に恥ずかしいということですな」

 以上

 


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