IOC理事会を終え、北京市内のホテルで記者会見するロゲ会長=11日夜(共同) チベットでも聖火リレー IOCロゲ会長が会見【北京11日共同】国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は11日、北京での理事会終了後に記者会見し、6月に予定されている中国チベット自治区での北京五輪聖火リレーについて「実施を確認した」と述べ、取り消しの可能性を否定した。ラサでは3月に暴動が起き、中国政府が鎮圧した。 チベットでの暴動鎮圧などに対する抗議や妨害が続く同五輪聖火リレーについて、同会長は「聖火は攻撃されているのではなく何者かに悪用されている」と話し、五輪のイメージは損なわれていないとの見方を示した。 各国首脳らによる開会式不参加の表明が相次いでいることに「政治家の問題でわれわれには関係ない。スポーツ界からはボイコットの声は1つも出ていない」と強調。「中国政府とダライ・ラマ14世との対話を求めるか」との質問には「中国の主権にかかわること」と述べるにとどめた。 |
【共同通信】 |
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