2008年 4月 11日
突き落とし事件、少年の弁護士が会見
先月、岡山市のJR岡山駅で男性が線路に突き落とされ死亡した事件で、逮捕された少年と接見した弁護士が11日、記者会見しました。接見した弁護士によりますと少年は家出した理由について事件前日の夜に父親との会話の中で「父親に見放されたと思ったから」と話していることが分かりました。また、被害者の遺族に対して「申し訳ないことをした」と謝罪の言葉を述べていると言うことです。少年は先月25日、岡山市のJR岡山駅のホームで、岡山県職員・假谷国明さん(38)を線路に突き落として死亡させた疑いで逮捕されています。犯行の動機について「刑務所に入りたかった」と話していますが、家出の理由と犯行の関連性について弁護士は「納得できる答えは出ていない」と話しています。

新医療制度で保険証未着
75歳以上の高齢者全員が加入する後期高齢者医療制度が今月から始まりました。香川県内では新しい保険証が990人に届いていないほか、市や町の窓口に相談が殺到しています。高松市役所には制度の仕組みが分からなかったり、郵送された保険証を誤って捨ててしまった高齢者が窓口に殺到し、対応に追われています。今月から始まった後期高齢者医療制度は75歳以上の高齢者全員に保険料の納付を義務付け、65歳以上の医療費全体の1割を負担してもらうものです。制度の変更に伴い、香川県内では75歳以上の約14万人に市と町から新しい保険証が送られました。しかし、本人が引っ越しや入院などで受け取れなかったため、990人分の保険証が戻ってきたということです。新しい保険証が無ければ病院で医療費の全額負担を求められるケースも心配されます。県内の市と町では本人の居場所を確認して、窓口で引き渡すなどし、事態の収拾を図ることにしています。一方、岡山県では10日までに約400人分の保険証があて先不明などで市町村に戻ってきたと言うことです。

四国管区警察局の警察職員が着服
入居する公務員宿舎の共益費など約67万円を着服したとして四国管区警察局の元課長が業務上横領の疑いで11日、高松地方検察庁に書類送検されました。書類送検されたのは四国管区警察局情報通信部に勤務する48歳の元課長です。警察によりますとこの元課長は去年10月ごろから十数回にわたって、自分が入居する高松市内の公務員宿舎で、入居者から集めた共益費など約67万円を着服した疑いです。元課長は宿舎の会計を担当していて電気料金の滞納から元課長の犯行が発覚しました。元課長には消費者金融にギャンブルで作った数百万円の借金があり、着服した金はパチンコや借金の返済に使ったと言うことです。警察の調べに対し、元課長は「やってはならないことをしてしまった」と供述していると言うことです。四国管区警察局は11日付で元課長を懲戒免職処分にしました。

備前市の職員が税金等183万円を着服
備前市の職員が市民から徴収した税金など約183万円を着服していたことが分かりました。市の発表によりますとこの職員は日生総合支所に勤務する36歳の男性主任で、着服を認め、「借金の返済などに使った」と話しているということです。市ではこの職員の処分を検討しています。

総社市で強盗未遂事件、男を現行犯逮捕
10日夜、総社市の酒店で、女性に包丁を突きつけ脅し、現金を奪おうとした20歳の男が、強盗未遂の現行犯で逮捕されました。逮捕されたのは、総社市溝口の会社員、櫻忠雄容疑者(20)です。警察の調べによりますと櫻容疑者は、10日、午後7時10分ごろ、自宅近くの酒店に押し入り、店番をしていた64歳の女性に刃渡り17aの包丁を突きつけ、「金を出せ」などと脅しました。女性の悲鳴に気づき駆けつけたこの店の主人が櫻容疑者を取り押さえ、現行犯逮捕し、警察に引き渡しました。警察の調べに対して櫻容疑者は、「金が欲しかった」などと容疑を認めているということです。

赤磐市で殺人未遂事件
9日、赤磐市の住宅で知人の女性の胸を刃物で刺し、軽傷を負わせたとして住所不定の60歳の男が殺人未遂の疑いで11日、警察に逮捕されました。逮捕されたのは青森県生まれで住所不定の自称造園業、竹内昭和容疑者(60)です。警察の調べによりますと竹内容疑者は9日の午後11時半ごろ知人で、赤磐市に住む61歳の女性の家に押しかけ、女性に暴行を加えたほか、持っていた包丁のような刃物で、左胸を刺した疑いです。女性は赤磐市内の病院で手当てを受けていますが、軽傷ということです。警察が病院からの通報を受け、竹内容疑者の行方を追っていましたが、11日朝、女性の自宅近くで発見し、逮捕したものです。警察の調べに対し竹内容疑者は「女性を脅すつもりだった」と供述しています。

下着ドロの自宅から1700点押収
先月、岡山市の住宅で女性用の下着を盗み、警察に現行犯逮捕された男の自宅から、新たにおよそ1700点の下着が押収されました。男は450回もの犯行を自供しています。下着は岡山市中撫川の自称、解体業、神崎勇被告(46)の自宅の押し入れにあった段ボール箱などから、発見押収されました。取り調べに対し、神崎被告は「自分で身につけたり、においをかいだりして性的欲求を充たしていた」と話し、およそ450件の犯行を自供しています。神崎被告は先月26日、岡山市の住宅の軒下に干していた女性用の下着を盗んで現行犯逮捕され、窃盗の罪で起訴されています。