総社市美袋の総社市立昭和中学校では、毎年自転車で通い始めたばかりの新1年生を対象に、自転車の安全運転や交通ルールなどについて講習会を開いています。今日は新1年生32人が総社市交通安全指導員の竹下加奈子さんから自転車ルールの書かれたチラシを見ながら、説明を受けました。説明の後は、運動場で自転車や車を使って体験会も行われました。JAF岡山支部の指導員が乗用車の死角について、実際どの位置がドライバーから見えないのか生徒に考えてもらいました。また、人・自転車・自動車がそれぞれ走っていて、急に止まるには何メートル必要か、体験してもらいました。時速50kmで走る自動車の停止までにかかる距離を生徒の代表が20mと25mと予想してダンボールを置きましたが、実際には予想を超えた27mで止まり、悲鳴交じりの声が上がっていました。来週は総社中学校と総社西中学校でも、新1年生を対象とした交通安全教室が開かれることになっています。
街頭指導は倉敷市児島小川の小川トンネル北口で行われ、児島警察署の安原清也署長をはじめ、児島地区の母親クラブや交通協助員らおよそ50人が参加しました。参加した人は誘導したドライバーにチラシや児島地区交通安全母の会が安全を願って作ったマスコット人形などを手渡し、チャイルドシートの着用や飲酒運転の根絶、それに今年6月から義務化される後部座席のシートベルト着用などを呼びかけていました。児島警察署管内では、今年に入って10日までに去年の同じ時期を60件上回る539件の事故が発生しており、交通安全運動期間中にさまざまな活動を実施し、事故の減少に努めています。♯
きょうは管内の少年警察協助員や地域安全推進員など10人も参加し、出会い系サイトへのアクセス防止や、薬物乱用防止を呼びかけるチラシを通学中の高校生に手渡しました。水島警察署では少年犯罪の減少に向け乗り物盗の防止を最重点目標に掲げており、自転車のワイヤー錠も配りました。水島警察署によると新学期から夏休みまでは少年非行が発生しやすく、自転車やオートバイの窃盗が非行への第一歩になるケースが多いということです。水島警察署は夏休みまでの期間、駅の駐輪場のパトロールを強化したり、二重の鍵かけを呼びかけたりして乗り物盗犯罪の防止を図ることにしています。
また、5年間少年警察協助員を勤めた平田瞳さんなど3人に表彰状が手渡されました。総社警察署の日田吉章署長は「警察と地域が連携して明るい総社を守りたい」と話し協助員らに協力を求めました。
黄色の横断旗の寄贈は、昭和47年からトマト銀行交通安全協力会が県内の市町村に対して行っているものです。贈呈式では、トマト銀行柳生昌宏倉敷支店長から倉敷市の露無紘副市長へ目録を手渡しました。トマト銀行からの横断旗の寄贈は、これで3万7千6百本を数えます。倉敷市では、市内の幼稚園、小学校の通学路などに配備することにしています。