昨年の春、
息子への誕生日プレゼントと三万円を
元妻んちに届けようとしたら
無断で引っ越されたあとで、
しかたなく
元妻の現在の主な仕事先であり、
離婚や親子面接のとき
私たちをつなぐ唯一の正式窓口になっていた
編プロ「シュークリーム」に
それを届けたら、
勝手にプレゼントと三万円を
私の知らない団体に寄付されてしまった件。
(知らない団体から届いた領収書には、
確定申告すれば必要経費に云々と書いてあった)
もう一年経ってしまいましたが、
領収書を団体に返しました。
それが最低限必要な意思表示に思えて。
以下、団体への手紙の下書き。
(実際に出したものは便箋に手書き。
ごく一部に言いまわしの変更あり)
その後、
団体からは音沙汰がありませんが(当然か……)、
税務署からは還付金も振り込まれ、
やっと私の「昨年」が終わった気がしています。
昨年末のトークイベントで
私の話を聞いてくださった皆様への
ご報告とさせていただきます。
*
社会福祉法人 子どもの虐待防止センター御中
はじめまして。
枡野浩一という筆名で
文筆活動をしている者です。
昨年度の確定申告を先日終えました。
同封の領収書、
税務署に提出しませんでしたので、
お返しします。
このお金は、
私の意志で寄付されたものではありません。
株式会社シュークリームの方々が
どのような考えにより、
本人にことわりもなく、
私の名前で寄付をなさったのか……。
(しかも本名ではなく、
仕事上の筆名で……)
受けとめかねているうちに
一年が経過してしまったことを
おわび申し上げます。
失礼ながら私は、
皆様方の活動を存じませんでした。
寄付というものは、
寄付金の用途を十全に理解した上で、
本人の強い意志により、
なされるべきだと思います。
ある面では、
生きる姿勢を問われる表現活動にも
通じるものではないかと考えています。
私は離婚する際に元妻より、
「息子に虐待をした」
等と慰謝料300万円を請求する
訴訟を起こされましたが、
そんな事実は全く一度もなく、
裁判所でも私の言い分が
全面的に認められました。
結果として元妻のほうが
私に和解金200万円を
支払って離婚が成立しています。
そのことと、
今回の寄付に関係があるのかないのか、
私にはわかりません。
離婚訴訟のさなか、
世の中には「児童虐待」の
苦しみと本当に
闘っている人もいるというのに、
有利に離婚するためか虚偽の発言を
繰り返す元妻やその代理人弁護士に
たいへん激しい怒りと、
悲しい思いをいだきました。
子ども虐待防止センターが、
真に、
苦しんでいる人々の助けになる
団体でありますようお祈りしています。
そして私の息子を含むすべての子供たちが
健やかでありますように。
枡野浩一
2008年3月15日