◎保険金詐欺、夫婦を逮捕＝届け出直後に結婚、発覚−新潟県警

　車と歩行者の事故を偽装し、保険金約９６万円をだまし取ったとして、新潟県警新潟北署などは１１日までに、詐欺の疑いで新潟市東区上木戸、指定暴力団住吉会系組員でとび職上松勝己容疑者（２５）と妻の梢容疑者（２６）を逮捕した。容疑を認めているという。

　調べでは、２人は共謀して昨年８月１７日、同市北区白新町の交差点で、梢容疑者が運転する軽自動車が左折する際、歩いていた勝己容疑者に接触する事故を起こしたと虚偽の届け出をし、保険会社から約９６万円をだまし取った疑い。

　事故当時、２人は初対面と話していたが、３日後に婚姻届を出し既に子供もいた。状況説明におかしな点があったことなどから、同署が捜査し発覚した。実際には事故はなかったという。