バージニア州ロアノーク――昨年4月16日にバージニア工科大学で、韓国人学生が銃を乱射して32人を殺害し、自身も自殺した事件で、遺族らの弁護士は10日、州当局と総額1100万ドル(約11億2200万円)の示談金支払いで合意したと述べた。
21遺族が対象。バージニア州当局は今年初め、遺族に対し犠牲者1人当たり10万ドルの支払いを提示していた。複数の負傷者の治療費、カウンセリング費用などとして80万ドルの資金も確保され、給付上限は1人当たり10万ドルに設定されていた。
さらに遺族や負傷者が困難な局面に遭遇した場合、総額175万ドルの特別基金からの給付も申請出来る仕組みになっていた。
遺族らが示談案に同意した場合、バージニア州政府や大学を相手取って訴訟を起こすことは不可能になるとの内容だった。同州当局は、仮に全員の同意が得られない場合、案を撤回する方針を示していた。
事件では、大学側による学生への緊急事態発生の連絡が遅れ、犠牲者が増える結果になったと州当局の不手際への批判が高まっていた。