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中越沖地震:柏崎刈羽原発、動翼破損また発見 7号機の詳細点検で /新潟

 東京電力は3日、中越沖地震を受け柏崎刈羽原発7号機で実施している詳細点検で、原子炉からの蒸気を受け回転する低圧タービンの動翼(クロム鋼製)1枚が破損していたと発表した。7号機では別の低圧タービンでも動翼1枚の破損が見つかっており、それぞれ地震との関連を含め原因を調べている。

 7号機では、原子炉から送り出される蒸気を発電機の動力に変えるタービンが、原子炉から発電機に向かって高圧蒸気用の1基、低圧用3基(A~C)の順に設置されている。

 このうち最も発電機に近い低圧タービンCで実施した超音波探傷試験の結果、動翼に破損が見つかったため、低圧タービン3基で改めて外観目視と非破壊検査による点検を進めていた。

 東電によると、低圧タービンBで2日に実施した目視点検の結果、動翼1枚と回転軸をつなぐ付け根部分の一部が折れていた。

 一方、低圧タービンAの目視点検で損傷は確認できなかったが、非破壊検査の結果、1カ所に傷などの可能性を示す「指示模様」が新たに見つかった。同タービンCでも同様の模様が17枚あり、引き続き地震との関連を調査する。【五十嵐和大】

毎日新聞 2008年4月4日 地方版

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