東京電力は2日、柏崎刈羽原発の放射線管理区域から出る紙ごみなどを焼却する「焼却炉建屋」の排気口から微量の放射性物質を検出したと発表した。原子炉から生ずる放射性物質が出ていないことから、コンクリートなどから放出された可能性があり、同社が今後発生源を調べる。
同社によると、2日に実施した週1回の定例測定で、微量のアルファ線を発する粒子を検出した。胸部エックス線検査で被ばくする放射線量の5兆分の1程度という。中越沖地震とは無関係で、環境への影響もないとしている。【五十嵐和大】
毎日新聞 2008年4月3日 地方版