筑後でも強い揺れの可能性
筑後でも強い揺れの可能性 04/11 19:27

福岡地区を走る警固断層の研究です。

警固断層で地震が起きた際、久留米市など、筑後地域でも強い揺れが襲う可能性があることが分かりました。

3年前の西方沖地震の震源は、玄界灘海底の警固断層帯の北西部でしたが、南東部は志賀島から博多湾、福岡市を通って筑紫野市にかけて延びています。

政府の地震調査研究推進本部は、南東部で地震が起きる際、最初に断層が割れる場所が内陸だった場合と、逆に博多湾側だった場合の揺れ方を調査・比較しました。

その結果、内陸でまず、地震が発生し、北の方向に断層が割れた場合は、震度6強の揺れとなる赤色の地域は、福岡市の中心部付近となります。

逆に、博多湾側から南に向けて断層が割れた場合は、エネルギーの方向が地質的な構造と関係して、筑後川中流域でも、震度6強以上の強い揺れとなる可能性があるということです。

警固断層の南東部分で、3年前の西方沖地震を上回るマグニチュード7.2の地震が、今後30年以内に起きる可能性は、最大6パーセントと推定されています。