聖火リレーのランナーに伴走する中国側の警備隊に関心が集まっていますが、泉信也・国家公安委員長は、11日の記者会見で受け入れに慎重な姿勢を示したうえで、「警備は日本の警察が行う」と強調しました。
聖火リレーをめぐっては各国で混乱が続いていますが、先日パリで行われたリレーでは、再三にわたり聖火が奪われそうになり、その際注目を浴びたのが、ランナーに伴走していた中国側の警備隊です。
この中国側の警備隊について、泉 国家公安委員長は閣議後の記者会見で、「どういう身分なのかがよくわからないので、立場をきちんとしなければならない」としたうえで、「日本の警察が警備を行うという大原則は崩すべきではない」と述べました。
「そういう方々が『他の国でも走られたから日本でも』という考え方は、私自身としては歓迎しない」(泉 国家公安委員長)
さらに泉委員長はこのように述べ、中国側の警備隊の受け入れに慎重な姿勢を示しました。(11日13:12)