直方市幹部「組員」使い圧力か
直方市幹部「組員」使い圧力か 06/02 20:14

福岡県直方市の幹部職員が、市に住民監査請求の準備を進めていたNPO法人に対し、暴力団組員を名乗る男に依頼して圧力をかけていた疑いのあることが分かりました。

圧力を受けたのは、NPO法人「日本環境ヒューマンライフ」です。

直方市やNPOによりますと、おととし、市が発注した入札に不透明な点があるとして、NPOが住民監査請求の準備をしていたところ、東京の指定暴力団組員を名乗る男から「役所を責めるな」などと電話があったということです。

NPOは監査請求を断念しましたが、先月、男の所在を調べて面会したところ、男は当時、入札を担当していた市の幹部職員から電話で依頼を受け、入札経緯に関するFAXも受け取っていたということです。

市の調査に対して幹部職員は、「知人から男を紹介されたが、その時は、組員とは知らなかった」と話しています。

市は、事実関係について調査を続けるとしています。