佐久市の小学校児童88人分の個人情報が、男性教諭(40)のパソコンからネット上に流出した疑いがあることが、10日までに分かった。同市教委は該当する父母に謝罪すると同時に、全小中学校に情報管理の徹底を指示した。
市教委などによると、7日夜、インターネットに情報流出の書き込みがあり、県教委や市教委が調査。その結果、教諭が00年から今年3月まで勤務した小学校の01年度の2~6年児童の氏名・住所・保護者名などの個人情報が漏れた恐れがあることが判明した。
教諭は児童のデータを持ち帰り作業したが、削除を忘れていたらしい。自宅のパソコンを調べたところ、ファイル交換ソフト「ウィニー」がウイルスに感染し、ウィニーを通して流出したらしい。同市教委がネット上を検索したが、見つかっていないという。【藤澤正和】
毎日新聞 2008年4月11日 地方版