久々にアマゾンのレビューを見たら、レビューが10件に増えていた。
そのレビューに惑わされた相談者から数件相談が入ったので、徹底的に反論する事にする。
その中で、前にも書いた「ミュー」
と言う人のレビューが問題だ。
とりあえず、原文にリンクしておいたので、そちらを参照してから読んでもらいたい。
どうやら2度削除されたらしいのだが、このレビューでこの人の事が結構見えてくる。
まずこの人はどんな状況にいるのか?
普通、こういった被害内容を主張する場合、自分の身辺に付いての事が前面に出る。
例えば、会社内での「被害?」であれば、会社内での事が主体の文章になり、学校内の「被害?」であれば、学校の事が主体の文章になる。
つまり、自分が接していない世界観の事は書けない訳だ。
この人の状況が垣間見える内容が以下の三点だ。
6,家庭電力のモニターによる在宅確認
7,赤外線やミリ波による自宅内での位置確認
8,インターネット利用による在宅確認
この人が主に心配している事は「家の中」の事で、学校や会社などの記載は一切無い。
考えられる事は「ヒッキー」である。
まず、「著者が想像するより現在の技術は進んでいる」と書かれているが、挙げられている項目に進んだ技術などどこにも無い。
そんな事は、常識的な智識があれば一笑に付すべき内容であるが、それを信じてしまう人がいる。
それが問題であり、妄想の伝播になるので、全て説明する事にする。
1,電話の盗聴(もちろん違法)
そんな物は昔からある事で、進んだ技術ではない。
太平洋戦争開戦以前から行われているし、その為の盗聴発見業だ。
2,携帯電話の電波による位置特定
GPS測定をしなければ、近くの中継アンテナの位置が分かるだけだ。
しかも通話していない状態であれば、携帯電話会社しか分からない。
第三者が場所を特定する事は、安心ナビなどの契約をしなければならないが、そんな付帯サービスを付ければ明細書に記載されるので、一目で分かる。
もう一つの方法として、メールがあるが、返信しなければ何の問題も無い。
3,自動車、バイク等の電気系統の電波による尾行
そもそも、電気が流れれば必ず電磁波は発生する、ダイナモで発電してプラグで放電している訳だから当然電磁波は発生しているのだが、そう言った電磁波には決まった周波数などは無いし、エンジンの回転数によっても変化する、更にそんな電磁波は遠くまで飛ぶ物ではなく、エンジンルーム内程度でしか観測されない程度だ。
出力が高いと言う事は、何処でも観測されてしまうと言う事であり、それは同時に場所を特定出来ない事でもある。
場所を特定する為には、感度を落とすか出力を下げるかしかない。
指向性アンテナを使って電波の方角を探る方法もあるが、電波は反射や回り込みをしながら進むので実際にはどの方向から跳んでいるのかは分からない。
その他に、三点測量と言う方法も有るが移動体には使えない。
周波数が分かっている盗聴器を6畳程度の部屋に隠して、それを見つけるだけでも最低でも1分程度かかる。
移動体が一秒間でどれほど移動するのか?と言う基本条件が全く考慮に入っていない。
これは、何も試した事の無い素人さんの机上の空論でしかない。
対象物の近くで無ければ測定出来ないと言う事は、普通の尾行となんら変わらない事に気付かないのだろうか?
つまり、無意味である。
4,主に時計に内蔵される水晶振動子の発信電波による尾行
これは、以前に書かれていた事から進化?した内容なのだが、この部分がこの人の智識レベルが、何処で歪になっているかを伺い知る事が出来る内容だ。
まず、水晶は電波を発信している訳ではない。
恐らく「水晶発振(すいしょうはっしん)」の「発振」を「発信」と理解したのだろう。
水晶は交流電圧をかける事で一定の周期で振動する。
その周期を時計に応用すれば正確な時を刻むし、電波機器に応用すれば安定した周波数を出す事が出来る。
しかし、水晶振動子は電波を出しているのでは無く、一定した振動をしているに過ぎない。
つまり、根本原理の認識に間違いがある事が分かる。
5,公共の監視カメラ、特に電車や駅のカメラによる尾行
これも、日常見かける光景で、進んだ技術などではない。
逆に、そんな物に不安を覚えるからヒッキーになるのだろう。
6,家庭電力のモニターによる在宅確認
言い方は、知的に書いているようだが、言い換えれば「電気メータを見らる」と言うだけで、どこに進んだ技術があるのだろうか?
簡単な事をワザワザ難しくしている所が、この人の思考パターンを象徴しているのだろう。
この傾向は「3,自動車、バイク等の電気系統の電波による尾行」も同じだ。
電気メーターのチェックは在宅確認の基本だし、在宅を知られて何かまずい事でもあるのだろうか?
7,赤外線やミリ波による自宅内での位置確認
調査業の立場から言えば、在宅の確認さえ出来れば自宅内で何処にいようが関係ない。
赤外線やミリ波など使う必要すらない。
そもそも、ミリ波を使って何が出来ると思っているのだろうか?
ミリ波の特性は指向性だけだ。
まあレーダーに使われていると言う所からの妄想だろう。
しかし、レーダーは機影や艦影を捉える事は出来ても、その中の人まで知る事は出来ない。
赤外線にしても赤外線撮影や、サーモグラフからの妄想だろうが、壁を透視して室内の状況を見るのは映画の世界での事だ。
赤外線撮影の原理を知らないのだろう。
簡単な赤外線フィルターの作り方は、感光させた真っ黒なフィルムを数枚重ねれば出来上がりだ。
つまり可視光線を遮断して赤外線だけ通過させてやればよい訳だが、壁は赤外線も通さないから壁しか映らない。
それだけの事だ。
そんな事が簡単に出来るのであれば、人質立て篭もりの時に何故使われないのだろうか?
在宅などは、夜に電気のついている部屋を見れば簡単に分かる。
赤外線やミリ波を使ってまで位置を確認されていると言う部分は注目点だ。
ぶっちゃけ話、引き篭もっている人にそんな物を使う必要すらないのだが、そんな事までして「されている」と思う所に問題がある。
つまり、自意識過剰だ。
参考までに、パッシブセンサーはガラス越しには反応しない。
8,インターネット利用による在宅確認
在宅確認と言う物だけで、これで三つ目だ。
在宅確認で3つも行う必要性など何処にもない。
別にネットをしたからと言って在宅確認が出来る訳ではない。
確かに、プロバイダーのアクセスログ等では分かるだろうが、個人情報保護法で第三者に教える事は無い。
心配ならば携帯接続にすればよい。
携帯接続は自宅接続かを判断する事は出来ない。
9,放射性物質を用いた尾行
これも、3の「自動車、バイク等の電気系統の電波による尾行」と同じで、微弱な放射線は遠距離からでは測定など出来ないし、強い放射線ならば、仕掛けた人や周囲の人も被爆する事になる荒唐無稽な物だ。
これも、通常の尾行で済むのに何故そんな危険な事をしなければならないのか理解に苦しむ。
カイガーカウンター持ってうろついていたら目立つし、それこそ怪しいだろう。
恐らく、リトビネンコ事件からの妄想だろう。
そもそも、放射性物質など市販されていない。
そんな物が売られていたら大問題である。
何処で入手するのか?
「国家による犯罪と言える。」と書いているという事は、国家から狙われていると思っているのだろうが、こんな事も分からないような人を国家が狙う必要など何処にも無い。
放射性物質まで使う「国家」であれば拉致監禁すれば事は足りる。
「ネットには警察車両に追いかけまわされた人が撮った写真がいくつも存在する」
これも、分かっていないな。
街中でビデオカメラを使って勝手に他人を撮影する行為は「盗撮者」として疑われる。
そして「不審者」として通報される。
そんな行為をして、職務質問されて逃げれば当然不審者として追いかけられる。
そんな物に被害と呼べる物は何一つ無い。
全体的には「電気」に関係する内容だが、それこそが「電波系」と言われる由縁だろう。
例えば、「6,家庭電力のモニターによる在宅確認」等は、知らない事の代名詞のような思考形態だ。
実際には、電気メーターよりガスメーターの方が、ハイテクである。
電気メーターは遠隔検針が出来ないが、ガスメーターは、電話での遠隔検針が出来る。
電気メーターは待機電力などでも動くが、ガスメーターは誰かが使わなければ動かない。
湯沸しのパイロットなどでは目に見える動きをしない。
電気メーターはアナログだが、ガスメーターはマイコン制御だ。
進んだ技術を疑うのなら、電気メーターよりガスメーターだろう。
こう言った事を書くと、今度はガスメーターによる監視を言い出す奴が出てくるかもしれないが、そもそも在宅確認ごときにそんなハイテクなど使う必要も無い。
そんな事を理由に「著者は技術者のふりをしながら、その技術的な検証は 不十分と言わざるを得ない。 技術者としての力量不足である。 」と言われてもね~!
この人の書いている事に何処にも「進んだ技術」など無い。
逆に、それらを「進んだ技術」と思っているのであれば、誇大的な思考(大したものでもないのに、大発見のように騒ぐ)と見る事が出来る。
また、本文最後に書かれてある「正直本書の内容のお粗末さは目に余る。安易な出版と言える」と言った部分は、易怒性・易攻撃性(ちょっとしたことにすぐに腹を立てて罵詈雑言を浴びせたり)と捉える事が出来る。
これは、躁うつ病の「躁」の症状である。
また、全体的に「自分が特別な存在」と意図するような内容が多く、パーソナル障害の症状も見受けられる。
その代表的な記述が「この投稿も2度消去されていることを一言付け加えておきたい」に集約されていると考えられる。
ここで説明したように、批判の内容は「荒唐無稽」である。
初回のレビューでは「著者が思っているほど警察は馬鹿ではない」等と、書かれて有ったのだが、著書には警察に助けてもらったと言う事は書いているが、警察に関してはほとんど触れていない。
つまり書かれていない事の、批判がなされていた。
そして、削除。
当然と言えば当然である。
そして、一度ならずも2度削除されても同様のレビューを繰り返す所など、自分のレビューが表示されていなければ許せないと言った所に異常性を感じる。
また、誰かのレビューでも指摘されていた事だが、「精神異常と言う記述は、至るところにみられ」と書かれているが、この本では「精神異常」と言う記述はしていない。
これも「書かれていない事が、至る所に書かれていると思えてしまう心理」、そう言った思考や判断がこの人の病的な部分だろう。
ネットの中には狙われる理由として、社会的抹殺とか言う奴も多いが、引き篭もりをしている時点ですでに社会から消えている。
その時点で、すでに理由が消失している事に気付いていない。
恐らく、パーソナル障害から躁うつ病を発症と言うパターンなのだろう。
非常に参考になるレビューだ。
もう一人、おかしな奴がいる。
「ぽち」とか言う人物だが、こいつは分かりやすい。
自分のブログ(ttp://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=1436153)で、レビューに至る経緯が書いてある。
「アマゾンで集団ストーカーの本のページにコメントしちゃいました。
他の好意的なレビューを見てあまりにもムカついたのでw
しかも本読んでないけどw てか読まない。」
やはり、これも病的な行為だろうな。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都