2008年04月11日 更新

幸勝のバルセロナ、4強入りも…ホームで観衆7万ブーイング

 欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦(9日=日本時間10日、バルセロナ)05−06年王者のバルセロナ(スペイン)がホームでシャルケ(ドイツ)を1−0完封。コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレ(24)の得点で2戦合計2−0とし、2季ぶりに準決勝へ進んだ。

 FWロナウジーニョの退団騒動に揺れるバルセロナは、シャルケを1−0で下し4強進出。しかし、そのロナウジーニョとFWメッシを負傷で欠くなど、優勝した2季前の面影はなかった。前半は相手の積極策に防戦一方。前半43分に、運良く相手のミスでコートジボワール代表MFトゥーレが先制したものの、約7万観衆からはブーイングが起こった。ライカールト監督は「観客には選手への敬意がほしい」と激怒。アンリは「厳しいが何が起こるか分からない」と23日の準決勝・マンチェスターU戦に向け悲壮な決意を語った。

◆敗退したシャルケのスロムカ監督

「われわれは試合開始から力強く出ていった。自分たちのスタイルを貫いた」