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未払い就学援助金40万円放置 大阪市立榎本小学校 (1/2ページ)
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大阪市立榎本小学校(鶴見区)で、経済的な理由で就学が困難な児童を対象に市が学用品費や給食費、修学旅行費などを支給する就学援助金約40万円が、校長名義の銀行口座に入れられたまま少なくとも4年以上、放置されていたことが4日、わかった。市教委は対象世帯に支払われなかった援助金の残りとみており、不適切な会計処理があったとみて調べている。
市教委によると、就学援助は市民税非課税世帯などの低所得世帯が対象で、市教委に申請して認められた場合、小学校では、学用品費年1万1100円、学校給食費年3万8500円以内、修学旅行費の実費、入学準備金1万9900円などが支給される。支給は学期ごとに行われるが、対象世帯に直接振り込まれる場合や、委任代理受領者である学校長名義の口座に振り込まれる場合などがある。
同校の校長名義の口座に残っていた40万円は、通帳の明細などから平成16年度以前の就学援助金の残りとみられ、対象世帯に適切に支給しなかったか、児童の転出などで余った援助金を市に戻入しないまま、放置していた可能性があるという。